2020 Fiscal Year Research-status Report
A study on effectiveness and its optimization of prenatal yoga program for decreasing postnatal depression
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18K10492
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Research Institution | The Japanese Red Cross Toyota College of Nursing |
Principal Investigator |
野口 眞弓 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 教授 (40241202)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村瀬 ゆかり 日本赤十字豊田看護大学, 看護学部, 助教 (90774076) [Withdrawn]
多賀谷 昭 長野県看護大学, 看護学部, 名誉教授 (70117951)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | マタニティ・ヨーガ / 産後うつ |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、マタニティ・ヨーガによる妊娠期および産褥期のうつの低減効果に焦点を当て、生理的指標および心理的指標を用いて、マタニティ・ヨーガの短期効果と長期効果を明かにすることである。また、産後うつを低減できるヨーガの適切な実施回数を明かにすることである。 研究デザインは、マタニティ・ヨーガ教室に参加する妊婦150名を対象とした1群事前テスト・事後テスト設計である。ただし、うつ症状の変化が妊娠、分娩、産褥経過によるものでないことを明らかにするために、ヨーガ教室に参加しない妊婦150名を対照群とする。 測定項目は、自律神経機能と抑うつ症状である。自律神経機能は、ヨーガ前後の心電図R-R間隔、周波数分析のLF/HF、HF値を解析する。抑うつ症状は、Whooleyの2項目質問法およびエジンバラ産後うつ病質問紙(Edinburgh Postnatal Depression Scale: EPDS) を用いる。ヨーガの効果は、短期効果を自律神経機能で、長期効果を抑うつの変化で評価する。研究プロジェクト3年目に研究実施施設での妊娠期の抑うつ測定ができない状況は改善された。 研究プロジェクト3年目では、新型コロナウィルスの影響でヨーガ教室が開催されず、ヨーガ群のデータ収集ができなかった。対照群のデータ収集は、ヨーガ群と出産様式、出産回数、退院前後の母乳栄養の状況、年齢でマッチングして43名を終えた。次年度は、120名程度のデータ収集を行う予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルスの影響でヨーガ教室が開催されず、ヨーガ群のデータ収集ができない。
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Strategy for Future Research Activity |
ヨーガ教室が再開される可能性は低い。そこで、対照群のデータ収集では、これまでデータ収集できたヨーガ群に、出産様式、出産回数、退院前後の母乳栄養の状況、年齢でマッチングしてヨーガ群の2倍のデータを収集する。
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Causes of Carryover |
分析のための物品を購入する予定であったが、データ収集が進まなかったので購入をしなかった。次年度に分析のための物品を購入し、研究を推進する。
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