2018 Fiscal Year Research-status Report
急性期病院入院中の認知症高齢者を対象としたボランティア活動のシステム構築
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18K10519
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
山本 君子 杏林大学, 保健学部, 教授 (00622078)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平川 美和子 弘前医療福祉大学, 保健学部, 教授 (50775244)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 認知症サポーター / 高齢者 / ボランティア / 見守り / 話し相手 / 急性期病院 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度は、本研究テーマである「急性期病院入院中の認知症高齢者を対象としたボランティア活動のシステム構築」を実施するにあたり、ステップ1研究の急性期病院の協力依頼、ボランティア募集の依頼、認知症サポーター育成方法の検討など行った。また、認知症サポーターによるボランティア活動の現状と課題について情報収集を文献リサーチにより実施した。さらに、本研究に関連する論文を英文とし投稿した。文献リサーチや論文投稿を行った結果を基に、ボランティア育成、介入方法、評価項目などの必要性・根拠を整理する。 本研究は、急性期病院に認知症サポーターがボランティアとして介入する調査である。そのため、倫理的に適正であるか慎重にする必要があり、研究分担者と介入方法の妥当性、現実性などを検討している段階である。また、調査予定施設としての急性期病院の調査協力者の必要性、リクルート方法についても検討している。研究責任者の所属する施設で開催される研究倫理指針に関する研修にも参加し、介入方法、個人情報の取り扱いについてなどが適正であるかについて確認する予定である。 以上を十分に検討したうえで、研究倫理審査申請書の作成と申請を予定している。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、急性期病院入院中の認知症高齢者に対する認知症サポーターによるボランティア活動であるため、ボランティアの募集および養成講座プラン作成など詳細に検討が必要である。また、急性期病院での対象者へのインフォームドコンセントの方法、対象者の抽出する過程を倫理的に適正に踏むためには、慎重に検討する必要があった。現在も、研究分担者と検討を重ねており、調査協力施設との連絡・調整を密に行いながら倫理審査承諾を得て速やかに調査開始の手続きを行う予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
今後は、研究倫理審査承諾後、調査協力施設である急性期病院の院長および看護部長への説明と同意を得て調査を開始する。調査開始前に、予備調査のために研究代表者と研究分担者が急性期病院に出向き、ボランティア活動として認知症高齢者への見守りと話し相手を実践する。その後、介入方法の検討を行い、認知症サポーター養成講座の計画を立てボランティア募集し、急性期病院でボランティア活動を行う。
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Causes of Carryover |
2018年度は、ステップ 1 研究の調査を実施する予定であったため、予算として調査施設への謝礼費とデータ入力などの人件費を計上していた。しかし、研究の進行が遅れ、調査が次年度以降の実施となったため、予定の費用は使用しなかった。結果、次年度使用額が生じた。また、今年度は関連する専門学会が同日に合同開催であったため旅費を使用する必要がなかったことも使用計画額との差が生じた主な理由である。 次年度使用額に繰り越した助成金は、主に調査謝礼費とデータ入力などの人件費に使用する予定である。また、ステップ 2 研究の調査費用、人件費、関連する専門学会への参加のための旅費に使用する予定である。
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