2020 Fiscal Year Research-status Report
認知症ケアのための男性用介護レディネス尺度の開発と実証的研究
Project/Area Number |
18K10524
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
長澤 久美子 常葉大学, 健康科学部, 准教授 (80516740)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩清水 伴美 順天堂大学, 保健看護学部, 教授 (60516748)
千葉 のり子 常葉大学, 健康科学部, 准教授 (70737353)
山村 江美子 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 准教授 (90340116)
伊東 明子 常葉大学, 教育学部, 教授 (10308687)
吉田 哲也 常葉大学, 教育学部, 教授 (70323235)
西川 浩昭 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (30208160)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 男性 / 在宅介護 / 認知症ケア / レディネス / 尺度 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度の研究目的は、開発した認知症ケアのための男性用介護レディネス尺度(Readiness Scale of Dementia care for Male Caregiver 以下RSDMC)を使用し、実証的検証を行う予定であった。RSDMCは、下位尺度「介護の知識」「他者との交流」「家事」「認知症発症時の心構え」「介護の意識」からなり、信頼性・妥当性を確認している(2019年度)。2020年度の研究方法は、介護未経験男性を対象に介護準備プログラム(長澤,2018)を実施し、その前後でのRSDMCの回答を依頼する計画であった。しかし研修会の開催は、COVID19の蔓延による感染リスクを考慮し、実施しなかった。 2020年度に行ったことは、2018年に実施した研究をまとめ、「介護未経験男性に必要な認知症家族の介護生活に関する事前準備」のテーマで投稿し、「家族看護学研究」に論文が掲載された。また、2020年度は2019年度の研究結果を、第40回看護科学学会学術集会でポスター発表を行った。更に、実証的検証のために使用する予定であった「男性用介護準備プログラム」(長澤,2018)の修正を行った。現在、RSDMCの尺度開発について、看護科学学会誌に投稿の準備をしている最中である。 2021年度は、COVID19の状況を確認しながら、可能であれば2020年度に予定をしていた実証的研究の実施を計画する予定である。無理な状況であれば、再度40歳以上の介護未経験男性にRSDMCを使用し検証を行う予定である。そのための準備を少しづつ始めている段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID19の蔓延により、RSDMCの実証的検証のために行う予定であった、介護未経験男性を対象にした「男性介護準備プログラム」の研修会が開催できなかったためである。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は、COVID-19の蔓延状況を考慮しつつ、可能であれば2020年度に予定をしていた実証的研究を計画する予定である。無理な状況であれば、40歳以上の介護未経験男性に、人数や居住範囲等を変更し、RSDMCを使用し検証を行う予定である。
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Causes of Carryover |
2020年度は、2019年度に開発した男性用介護レディネス尺度の実証的検証のために、介護準備プログラムを介護未経験男性を対象に実施する予定であった。しかし、COVID19の蔓延による感染リスクを考慮し、10~20名程度で対面で実施する介護準備プログラムの研究会開催は断念することとした。そのため、予定していた物品費・人件費・謝金等は使用しなかった。 2021年度は、COVID19の蔓延状況を考慮しつつ、可能であれば2020年度に予定をしていた実証的研究を計画する予定である。無理な状況であれば、40歳以上の介護未経験男性に、人数や居住範囲等を変更し、RSDMCを使用し検証を行う予定である。交付金については、その際の物品費・人件費・謝金等に配当する予定である。
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