2020 Fiscal Year Research-status Report
認知症高齢者の活動の質（QOA）を高めるプラクティスガイドの開発
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18K10527
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| Research Institution | Bukkyo University |
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Principal Investigator |
白井 はる奈 佛教大学, 保健医療技術学部, 准教授 (90346479)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小川 真寛 神戸学院大学, 総合リハビリテーション学部, 准教授 (00732182)
西田 征治 県立広島大学, 保健福祉学部(三原キャンパス), 教授 (90382382)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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| Keywords | プラクティスガイド / 認知症 / 活動の質 / Quality of Activities |
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| Outline of Annual Research Achievements |
認知症高齢者の活動の質（QOA:Quality of Activities）を高めるためのプラクティスガイドを開発するにあたり、2018年度に得られた、認知症高齢者の活動場面262例のデータを質的に分析し、QOAを高める要因について論文を執筆した。2021年3月に「佛教大学保健医療技術学部論集第15号．pp.3-14」に掲載された。
第7回アジア太平洋作業療法学会（フィリピンにて2020年11月に開催予定であった）にて発表予定で演題登録していたが、COVID-19の影響により2021年に延期となった。より多くの作業療法士に研究結果を周知するために、第7回アジア太平洋作業療法学会での発表を取り下げ、第18回世界作業療法士連盟大会(2022年3月にフランスにて開催予定。現地とオンラインのハイブリッド形式の学会)に演題登録を行った。
認知症のある人の活動を支援するために、家族介護者向けに米国の作業療法士らが書いた『Caregiver's guide to Dementia. Using activities and other strategies to prevent, reduce and manage behavioral symptoms』を研究分担者らと訳し、日本の文化に合わせた注を追記し、2020年8月に『作業療法士がすすめる認知症ケアガイド 行動心理症状の理解と対応＆活動の用い方』として、クリエイツかもがわから出版された。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は介入研究を行う予定であったが、COVID-19の影響により、臨床現場での研究ができない状況であり、研究方法を修正しながら実施している。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究分担者とZOOMを用いて定期的に研究ミーティングを行っている。本研究で得られた結果を、認知症のある人とその家族の健康と幸福の向上のために、広く社会に還元すべく、書籍化したいと考えている。
また、オンラインで可能なデータ収集を考え、プラクティスガイドをブラッシュアップしていきたいと考えている。
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| Causes of Carryover |
COVID-19の影響により、学会参加ができず、旅費や学会参加費が予定よりかなり少なくなった。また臨床でのデータ収集ができなかったので、謝金も発生しなかった。
今年度は熟練作業療法士にオンラインでインタビューを行い、プラクティスガイドの妥当性について検証する。その謝金と、成果物の印刷費、英文校正費、郵送料として使用する計画を立てている。
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