2020 Fiscal Year Research-status Report
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18K10595
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
谷口 俊恵 武庫川女子大学, 看護学部, 助教 (20757455)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
寳田 穂 武庫川女子大学, 看護学部, 教授 (00321133)
黒江 ゆり子 岐阜県立看護大学, 看護学部, 教授(移行) (40295712)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 薬物依存症 / 家族 / 言いづらさ |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、過年度までにインタビューを実施することができた、薬物の問題に関連した「言いづらさ」を体験した薬物依存症者の家族のうち、処方薬に依存する者の家族へのインタビューデータを分析した。インタビュー参加者の語りから描き出されたのは、処方薬依存のわかりにくさ・見えにくさ、また、そういったわかりにくさの背景には、処方薬に対する期待とともに処方薬に問題があることをわかりにくくしている、ファクターとしての医療者があった。これらの結果より、薬物依存症の家族支援の視点と課題についてまとめ、論文として発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、予定していたインタビューを実施することができなかった。また、新型コロナウイルス関連で業務が大幅に増えたことが研究の遅延に大きく影響している。
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Strategy for Future Research Activity |
研究期間を1年延長し、可能な限り、未実施のインタビューを行う。それに並行して、すでに実施しているインタビューデータの分析をする。また、データの分析においては、研究分担者らとの研修会を行う予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の蔓延により、緊急事態宣言も発令となり、予定していたインタビューが全面的に白紙となったため、計画通りに研究費を使用することができなかった。 次年度は、再度、インタビュー日程の調整を行い、インタビューの音声データのテープ起こし費として使用する。また、データ解釈のため研究分担者らとの研修会、インタビュー参加者らの意見交流会開催費として使用する予定。
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Research Products
(1 results)