2018 Fiscal Year Research-status Report
ヘルスリテラシーの向上に着目した島民の「肝臓を守る健康教育プログラム」の開発
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18K10615
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Research Institution | Meio University |
Principal Investigator |
島袋 尚美 名桜大学, 健康科学部, 助教 (80738253)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
任 和子 京都大学, 医学研究科, 教授 (40243084)
田場 真由美 名桜大学, 健康科学部, 教授 (90326512)
砂川 昌範 名桜大学, 健康科学部, 教授 (70325835)
本村 純 名桜大学, 健康科学部, 准教授 (50632999)
比嘉 憲枝 名桜大学, 健康科学部, 上級准教授 (40326509)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 健康劇 / 島民 / 離島住民 / 離島保健師 / 離島行政職 / 健康教育 / 減酒教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
平成31年1月に健康劇に興味を持ってもらうために、学内で「演劇を使ったコミュニケーション・ワークショップ」を開催した。参加者は離島の住民・離島の保健師、名桜大学生、教員学生、合計40名。劇団の劇団員がファシリテーターとなり、演劇(簡単なシアターゲームや創作)を通じて、人の心の動き、言葉やコミュニケーションや体を使い表現することをグループそれぞれ楽しく体験することができた。 今回は、島の過剰飲酒の健康問題を取り上げ「こんなお酒の飲み方は嫌だ」をテーマにして、グループ毎に即興の劇を演じた。日常で経験したお酒に関してのネタをメンバーが持ちより、ストーリーを作り、配役を考え、それぞれの役を即興で演じた。その動きには、素人とは思えない表情や動きがあり、感動と同時に心から笑い、楽しめたと感想があった。さらに演じた事例をもとに、嫌な飲み方を良い方向に向ける課題解決の方法をファシリテーターの導きによって、参加者みんなで考え、そこから解決方法や答えは多様にあることを参加者が自分で気づき、学ぶことができたと実感した。これは、本研究の健康劇にも有効に活用できる。 平成31年4月に島民健康劇の練習に、このワークショップを取り入れる計画を劇団マネジメント担当と調整を行った。 令和元年5月は、島の行政課長・保健師・島民(ヘルスレンジャー)とのワークショップの実施場所、案内など準備会議を実施した。また、11月実施の「島民の肝臓を守る健康教室プログラムの実施に向けて、学生スタッフをサークル化し、離島への愛着形成を目的に学習会を月2回実施。6月より島民、その他関係者と合同の演劇ワークショップを行っていく。 研究共同者、研究協力者の担当課長、保健師と月に1回の連絡調整を行っている。健康教室の評価の指標の採血、腹部エコーの委託契約等の最終確認を行った。これから委託契約を進めていく。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
まず、健康教室の主要内容である健康劇について、大学学生、島民、島の保健師や行政職の連携体制を構築していく必要があったが、「演劇を使ったワークショップ」で三者が集うことにより、共同活動の士気が高まっている。伊江村の医療保健課長や保健師や行政職と毎月、情報共有のための調整会議を行い、実施に向けて詳細に検討を行い準備が進んでいる。島の事を知り尽くした人材なので、島に適した内容にできていると考える。 特に島の保健師から良いアイディアがでてくる。会議もとても明るく、やる気のある雰囲気である。自分たちの健康教室プログラム、保健指導であると意識が高くなり、共同する意欲を感じている。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度は島民の肝臓を守る健康教育プログラムを作成し、介入実践を行う。 11月24日の初回健康教育から、中間評価を2月のを行う予定。 6月から島民健康劇の練習のためワークショップを月1回~2回実施する。劇団員、学生は離島でも宿泊となる。当初は練習を大学内で行う予定であったが島民の参加が多く見込めることや島の有識者の協力を得られることから、島での開催になったため船賃と宿泊費が追加になった。大事なところであり、可能な金額なので他の費用と調整を工夫して支払ことができる。 健康劇の評価をどのように行うか検討中である。
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Causes of Carryover |
島民と行政機関、劇団と大学学生の共同にあたり、2018年度は繋がりをつくりをはじめとする準備調整の期間で使用額が少なかった。当初の計画を見直すなかで活動が2019年度に集中することとなり、旅費や人権費は2019年度の使用が大きくなる。
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Research Products
(1 results)