2018 Fiscal Year Research-status Report
中小企業事業主等による地域保健との連携:社員の健康支援や育児・介護離職防止の為に
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18K10621
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
三橋 祐子 東海大学, 医学部, 講師 (10580813)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
錦戸 典子 東海大学, 医学部, 教授 (10172644)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 中小企業 / 地域・職域連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
先に開発した「産業看護職のための地域保健との連携マニュアル」について、その開発経緯をまとめ、研修会等での活用方法を検討した。これは、産業看護職向けのマニュアルであるが、今後、開発予定の事業主・安全衛生管理者向けのマニュアルの基盤となるものである。また、2017・2018年度に、「産業看護職のための地域保健との連携マニュアル」を用い、複数の企業等において研修会を実施したため、その開催方法や研修会の効果について検討した。事業主・安全衛生管理者向けのマニュアル開発後は、同様の研修会を開催する予定であり、産業看護職向けの研修会の開催方法やその効果を参考として実施する。 2018年11月、平塚保健福祉事務所秦野センターの保健師と協力し、管内の産業保健関係者や市役所保健師を集めた連携協議会を立ち上げ、その後、定例開催している。この協議会の参加者である公社)神奈川労務安全衛生協会の関係者の協力を得て、2019年度全国安全週間(第92回)平塚地区促進大会において、質問紙調査を実施する計画が出来た。また、他の参加者の中から面接によるインタビュー調査の協力者も確保できた。 さらに、2019年3月には、厚木保健福祉事務所において、自治体保健師や産業保健関係者を対象とした地域・職域連携推進研修会を開催し、今後、中小企業の健康支援をどのように展開していくか等について、検討する機会を設けることができた。このように、2019年度以降、事業主や安全衛生管理者を対象とした質問紙調査やインタビュー調査を行い、事業主・安全衛生管理者向けの地域保健との連携ツールを開発するための準備が整ってきた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度に中小企業の事業主・衛生管理者を対象とした質問紙調査を実施するための準備として、予定通り、本学の倫理審査委員会の承諾を得ることができた。また、公社)神奈川労務安全衛生協会平塚支部の承認を得て、6月に開催される2019年度全国安全週間(第92回)平塚地区促進大会において、質問紙調査を実施する段取りが整っている。
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Strategy for Future Research Activity |
2019年6月に開催される全国安全週間(第92回)平塚地区促進大会において、中小企業の事業主・衛生管理者を対象とした質問紙調査を実施するが、質問紙調査票の問いの中で、面接によるインタビュー調査への協力者を募ることとしている。また、大会参加者へ直接、研究の趣旨説明を行い、協力を呼びかけインタビュー調査の実施へ繋げる。さらに、2018年11月より、平塚保健福祉事務所秦野センターの保健師と協力し、管内の産業保健関係者や市役所保健師を集めた連携協議会を開催していることから、その場においてもさらに研究協力を依頼する。
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Causes of Carryover |
事業主・安全衛生管理者を対象とした質問紙調査における回収費用(郵送費)および、データ入力費用、および、面接によるインタビュー調査実施において生じる研究者の交通費、データ起こしに関する費用、更に質問紙調査やインタビュー調査の実施に付随する事務処理等に関する謝金として使用する。
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