2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of nursing intervention program to promote agentic prevention activities at super aged residential communities.
Project/Area Number |
18K10625
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Research Institution | University of Shizuoka |
Principal Investigator |
伊藤 純子 静岡県立大学, 看護学部, 助教 (10436959)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深江 久代 静岡県立大学, 看護学部, 特任教授 (30300172)
鈴木 知代 聖隷クリストファー大学, 看護学部, 教授 (50257557)
杉山 眞澄 静岡県立大学, 看護学部, 准教授 (50781738)
高橋 佐和子 神奈川県立保健福祉大学, 保健福祉学部, 准教授 (80584987)
池山 敦 皇學館大学, 教育開発センター, 准教授 (80758681)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | ニュータウン / 地区特性 / 保健師 / 公衆衛生看護活動 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はCOVID-19の蔓延による社会活動の縮小、県をまたぐ移動の自粛や地区組織活動の見合わせが続いており、フィールドワークの展開が困難な状況が生じた。これにより、本研究課題の達成目標を修正し、再度文献研究を行い、保健師による地区組織活動及び住民組織活動に今後の方向性を焦点化した。また、質問紙調査による量的研究の計画を変更することとした。当初予定していた研究計画及び方法によるアウトカムを得ることが困難となり、課題終了年限を2021年まで延長したものの研究遂行可能な状況とならなかった。そのため、本研究で得られた知見を基盤として研究計画を流動的な社会情勢に対応可能となるよう修正して引き続き取り組むことをめざし、2022年度基盤研究(C)課題番号22K11263「ニュータウン住民の互助を促進する地区組織・住民組織活動モデルの開発」として継続して本研究課題に取り組むこととした。また、従前の研究班に加え、スーパーバイザーを新たに確保し、研究全体の助言指導を行う体制を整えている。行政の地区担当保健師や地域包括支援センターが行う地区活動の推進と質向上に寄与すると考える。ニュータウンは社会的・環境的要因の集積によって健康課題が他地区よりも現れやすい可能性がある。この特性を利用し、ニュータウンを支援単位とするという概念を導入しモデル化することで、地区の特性を捉えやすくし、地域アセスメントを容易にすると考える。また、見逃されやすい「郊外の過疎地」に対する意識啓発にもつながるという点でも有意義である。引き続き本研究課題に取り組み、看護実践に寄与する成果の創出に注力したいと考える。
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