2023 Fiscal Year Annual Research Report
Effectiveness of Comprehensive Care Medical Cooperation between Home-Visiting Nursing Facilities and Hospitals in patients with severe Heart Failure
Project/Area Number |
18K10635
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
岡田 将 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (50514725)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩花 東吾 千葉大学, 医学部附属病院, 助教 (00789307)
竹内 公一 千葉大学, 医学部附属病院, 特任准教授 (80326842)
藤田 伸輔 千葉大学, 予防医学センター, 教授 (20268551)
佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
小林 欣夫 千葉大学, 大学院医学研究院, 教授 (70372357)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 訪問看護 / 心不全 / 医看連携 / 在宅医寮 / 専門医療 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は心不全関連の社会関係資本熟成を理論背景とし、千葉大学医学部附属病院循環器内科に通院中の心不全患者を対象に、IT機器を介した訪問看護施設との連携の有無による心不全予後の改善効果を検討したものである。本研究実施にあたり、対象患者確保・協力施設拡充・当院独自のSocial Networking Service運用に難渋し、研究継続に支障をきたした。 本年度はHealth Care Passportの機能拡充に努め、患者の生体情報入力画面・確認画面のuser interfaceを複数回改良し実用可能性向上に努めた。またメッセージ機能も追加し利用者間のコミュニケーションが可能となるようにした。在宅心不全セミナーおよび千葉心不全ネットワークミーティングを継続開催し、背景理論や心不全診療の質向上に努めるとともに、新たな協力施設の拡充に努めた。 これらの結果としてネットワーク参加者は約100名となり、協力施設も約40施設へ増加した。しかしながら、ポストコロナの高次医療機関としての当院の役割変遷などもあり、患者確保に難渋している。以上の経緯を経つつ介入群は48症例まで増加しえた。これに対照群を後方視的に追加し、心不全再入院率を比較した。訪問看護施設と連携しつつ診療を行った介入群は対照群と比し心不全再入院率が有意に低く、特にコロナ以前の時期において顕著であった。COXモデルによる多変量解析においても、心不全連携は有意な予後改善因子であった。
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Research Products
(1 results)