Establishing a System for Disaster Nursing Education on Nuclear Hazards for Regional Core HospitalsS

2022 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 18K10639
• Research Institution: Nagasaki University
• Principal Investigator: 新川 哲子 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 客員教授 (30619482)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 近藤 久義 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 客員教授 (00170431) ; 松成 裕子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 教授 (00305848) ; 平良 文亨 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (10542524) ; 浦田 秀子 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 客員研究員 (20185086) ; 山下 俊一 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 名誉教授 (30200679) ; 高村 昇 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 教授 (30295068) ; 吉田 浩二 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(保健学科), 准教授 (30722392) ; 今村 圭子 鹿児島大学, 医歯学域医学系, 助教 (70729003) ; 折田 真紀子 長崎大学, 原爆後障害医療研究所, 准教授 (90737305)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2023-03-31
• Keywords: 放射線被ばく / 原子力災害拠点病院 / 地理情報システム / 災害支援ナース

Outline of Annual Research Achievements

本研究の目的は、放射線被ばくや放射線防護分野の知識・技術を習得するため、原子力災害拠点病院の教育支援システムを構築し、住民への対応のみならず管轄内の医療協力機関の職員への指導的役割を果たすような看護師の中核人材を育成することであった。
新型コロナウイルス感染症の影響もあり、長崎県内の病院に勤務する災害支援ナースを中心に、放射線災害を含む災害に関する研修を毎年実施した。同時にGIS(地理情報システム）についても専門の講師による研修会を行った。
最終年は、共同研究者とともに、拠点病院周辺地区の地理状況をマップとして、看護系大学の大学院学生に講義し、学生と一緒に災害時の対応について検討した。今後、当学生が長崎県内の看護師のリーダーとして災害時に活躍することを期待する。
長崎県内の災害支援ナース（拠点病院看護師含む）の研修会も開催した。
今後は、長崎県内で緊急時区域にある佐世保市地域に限定し、看護師の防災に関する調査を実施し、看護師の人材育成を図る。