2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Home-visit Nursing Care Program for Prevention of Abuse of Mentally Ill at Home
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18K10643
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| Research Institution | Saitama Prefectural University |
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Principal Investigator |
森田 牧子 埼玉県立大学, 保健医療福祉学部, 准教授 (70582998)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
渡邉 多恵子 淑徳大学, 看護栄養学部, 教授 (30598636)
森 真喜子 国立研究開発法人国立国際医療研究センター, その他部局等, 国立看護大学校 教授 (80386789)
青山 美紀子 亀田医療大学, 看護学部, 講師 (80582999)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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| Keywords | 精神科訪問看護 / 訪問看護師 / 虐待リスク / 不適切な支援 / セルフケア / 家族支援 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、虐待に至る前に生じる不適切な支援状態を測定するために開発した尺度「在宅精神障害者に対する家族の支援状況評価尺度」（以下、在宅精神障害者の支援評価尺度とする）の成果をさらに発展させ、不適切な支援状態にある在宅精神障害者に対する訪問看護師の介入を明らかにした。
第一段階の調査では、訪問看護師へのインタビューにより看護介入で虐待リスクが軽減した事例と悪化した事例について提供した看護内容を明らかにした。さらに、インタビュー内容を訪問看護師と共にオレムのセルフケア理論を基に分類し、虐待予防における訪問看護師の看護内容を10カテゴリ精選した。
日本訪問看護協会に登録している全国の訪問看護師を対象に、虐待予防における「在宅精神障害者の支援評価尺度」の総得点とオレムのセルフケア項目との関連を質問紙調査により明らかにした。支援状態のスコアには、【利用者はセルフケアの目標を定めることができる】、【利用者はセルフケアを行う決断と実践できる】、【利用者はセルフケアの方法にうついて知識をもち実践できる】、【利用者は現在のセルフケア状況を過去と将来に結びつけることができる】といった看護師の観察項目が寄与することが明らかとなった。
虐待予防に寄与する看護ケアが明らかとなり、訪問看護師教育に展開する予定であったが、コロナ感染症の流行により実施を検討せざるを得ない状況となった。今後は本結果をさらに看護教育の場に発展させ、効果測定を実施したいと考える。
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