2018 Fiscal Year Research-status Report
神経筋機能と機械的特性を考慮した膝関節屈筋包括的力発揮能力評価方法の開発
Project/Area Number |
18K10784
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Research Institution | Sapporo Medical University |
Principal Investigator |
青木 信裕 札幌医科大学, 保健医療学部, 助教 (20554653)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 圭吾 札幌医科大学, 保健医療学部, 准教授 (90381277)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | ハムストリング / 神経筋活動 / 機械的特性 / 磁気刺激 / 超音波エラストグラフィ |
Outline of Annual Research Achievements |
当該研究は、磁気刺激を用いた神経筋機能計測と超音波エラストグラフィを用いた機械的特性計測を統合した新規的な膝関節屈筋の力発揮能力評価方法を開発することを目的とした。我々は経皮的磁気刺激を用いて坐骨神経を刺激し、膝関節屈筋の神経筋機能を定量的に評価する新規的な方法に取り組み報告している。この手法に加え、筋の機械的特性についても統合して評価することで新規的な力発揮能力評価を行う研究である。 2018年度は、これまで行ってきた神経筋機能計測方法をより詳細に行うために、磁気刺激と多点筋電計測システムを用いた計測実験環境の整備と予備実験を行った。その結果、今回の目的を果たすために必要な神経筋機能の詳細な評価には、神経筋機能の評価自体もこれまで以上に詳細な検討方法が必要であることが考えられた。また、機械的特性計測として、膝関節屈筋での筋弾性計測の計測再現性の検討を行った。予備実験を継続し、健康な対象者での包括的力発揮能力の解明に向けて、神経筋機能計測と機械的特性計測を継続する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2018年度は、これまで行ってきた神経筋機能計測方法をより詳細に行うために、磁気刺激と多点筋電計測システムを用いた計測実験環境の整備と予備実験を行った。その結果、今回の目的を果たすために必要な神経筋機能の詳細な評価には、神経筋機能の評価自体もこれまで以上に詳細な検討方法が必要であることが考えられた。また、機械的特性計測として、膝関節屈筋での筋弾性計測の計測再現性の検討を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に実施した神経筋機能計測と機械的特性計測の基礎的情報を整理した上で、本研究課題の目的である神経筋機能計測と機械的特性計測を統合した包括的力発揮能力の解明に向けて実験を継続する。まずは健康な対象者について、膝関節屈筋の包括的力発揮能力の評価を行い、並行して、運動経験豊富な対象者や筋損傷の既往のある対象への評価も行う。
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Causes of Carryover |
機器購入に伴う環境整備に時間をかけたため、実験による被験者謝礼が予定より執行額が少なかった。翌年度に実験を継続するため、次年度使用額については被験者謝礼として用いることを計画している。 翌年度分として請求する助成金は、実験消耗品、被験者謝礼、研究の途中経過報告や情報収集としての学会参加旅費に使用する予定である。
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Research Products
(1 results)