2018 Fiscal Year Research-status Report
視覚障害者の運動機能の特徴とバイオフィードバックを用いたトレーニングに関する研究
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18K10883
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
井口 正樹 筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (20637087)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 視覚障害者 / バイオフィードバック |
Outline of Annual Research Achievements |
視覚障害者に対して体の動きやその動きにより発生する力を音に変換し、訓練に応用することで、より優れた訓練法を検討することが全体の目的であり、初年度に当たる当該年度では、視覚障害者と晴眼者の動きを比較し、視覚障害者の動きにはどのような特徴があるかを探る実験を開始した。 当該年度に実施した研究の具体的内容は、倫理委員会からの許可を得て実験を始めたことである。先行研究を再確認しプロトコールを確定して倫理審査申請書を作成し提出した。新たに計測機器を購入し、それを現有機器と同期するように接続した。本実験では両機器が同期していることが重要であったため、実際にデータを取り、遅れがないことを確認した。また、データ収集を容易にするため、プログラミングを行い、予備実験を繰り返し行い、プロトコールが実現可能か、改善点はないか、確認した。その後、データ収集を開始した。数名の被験者からデータを得たので、分析用のプログラムを完成させ、データ収集方法に問題はないか、分析方法で改善は必要ないか等を確認した。 研究において、この段階はきわめて重要であるので、慎重に行っている。現在、分析結果を確認中であるが、大きな問題は見つかっておらず、今まで収集したデータを使用できると思われる。また分析用プログラムにも問題は見当たらない。 今後は上記の確認作業を終わらせ、データ収集を再開し、出来るだけ早くデータ収集を終わらせる予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
実験開始にあたり、新規に機器を購入したが、受注生産であったため、納納品に少々時間がかかった。またこの機器と現有機器の接続kにも少々手間取った。
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Strategy for Future Research Activity |
既に数名の被験者からデータを収集しており、今後はその数を増やし、分析を進めていく。
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Causes of Carryover |
実験計画がやや遅れていることに伴う予算執行の遅れ
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