2019 Fiscal Year Research-status Report
自転車事故防止を目指した高齢自転車利用者の注意制御機能に関する研究
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18K10956
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Research Institution | Tokyo University of Agriculture and Technology |
Principal Investigator |
下田 政博 東京農工大学, (連合)農学研究科(研究院), 准教授 (80302909)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | マルチタスク / 注意分配 / 自転車 / P300 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究課題では,高齢者における注意制御機能(注意の分配・持続・選択)が自転車運転のパフォーマンスとどのような関係を有しているかを明らかにする. 令和元年度は,前年度に自転車走行シミュレーション環境下で実施した大学生対象の実験データを取りまとめ、国際学会(European College of Sport Science, Prague 2019年7月)で発表した。 さらに、同じ実験環境を用いて、地域在住高齢者を対象に実験を行うことができた。 現在そのデータを取りまとめ中であり、次年度に学会等で公表する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、研究協力者の参加が困難となった状況があり、研究を推進する速度が低下した。
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Strategy for Future Research Activity |
前年度に実施した高齢者対象の実験の結果を取りまとめ,国内学会で発表する. フランカー課題を用いた実験を行い,選択的注意機能の評価と自転車走行パフォーマンスとの関連を検討する.このため,シミュレーション環境の微調整を行う予定である.
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の流行拡大により、予定していた実験を実施できなかったため、未使用額が生じた。 実験実施の計画を立て直し、シミュレーション環境の微修正、協力者の追加、論文作成費用などのために、翌年度分として請求した額と合わせて使用する予定である。
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Research Products
(1 results)