根本的なライフスタイル転換のための「自己の成長」プロセスの解明に関する研究

2018 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K11761
• Research Institution: Sanyo Gakuen University
• Principal Investigator: 白井 信雄 山陽学園大学, 地域マネジメント学部, 教授 (70597260)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 田崎 智宏 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 室長 (10353541) ; 森 朋子 国立研究開発法人国立環境研究所, 資源循環・廃棄物研究センター, 准特別研究員 (30728134) ; 栗島 英明 芝浦工業大学, 建築学部, 教授 (80392611)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2021-03-31
• Keywords: 人の成長 / 意識転換 / 発達段階 / 環境教育

Outline of Annual Research Achievements

「自己の成長」プロセスモデルとして、中心となる内的な攪乱と再結合による行動の脱慣習化に注目しつつ、その前後の一連の積み重ねがあることを想定して、環境関連の活動を行うキーパーソンの抽出とインタビュー調査を開始した。
インタビュー調査の対象は、①環境分野等において活動をしている（気候変動、再生可能エネルギー・省エネルギー、３R、生物多様性・森林保全、ソーシャルや地域振興等、②過去（数年前～10年前程度）に行動の転換をしている（転職・起業、移住・二拠点居住、NPO等の社会活動参加、ライフスタイル転換等）、③行動の転換にあたり、意識転換があったと確認できる、といった3つの条件を設定し、WEB検索により個人的な意識変化等を公開されている方をリストアップし、そのうえで分野バランス等を考慮して、選定した。2018年度に実施したインタビュー調査は4名であり、さらに2019年度に継続して実施する。
「自己の成長」段階・類型のチェック項目については、心理学における発達段階の理論や実証について、既往研究をさらに整理し、発達段階毎の測定尺度となるチェック項目を整理中である。今後、測定尺度を設定し、アンケート調査により類型化や内的整合との検定により、チェック項目の精査を行う。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

インタビュー先の選定等を丁寧に行ったためである。

Strategy for Future Research Activity

インタビュー調査を実施したうえで、理論モデルを設定し、また発達段階のチェック項目を設定し、アンケート調査を実施する予定である。インタビュー調査は、丁寧な積み上げを重視して、実施していく。

Causes of Carryover

インタビュー調査を次年度に持ち越して実施するため。次年度は当該年度から持ち越した分の予算を、インタビュー調査にあてる。