2020 Fiscal Year Annual Research Report
A Model of Destination Management/Marketing Organization in Place Branding
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18K11854
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Research Institution | Kansai University |
Principal Investigator |
徳山 美津恵 関西大学, 総合情報学部, 教授 (80363951)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
長尾 雅信 新潟大学, 人文社会科学系, 准教授 (50467065)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | プレイス・ブランディング / DMO / 都市の意味構造 / 意味構造の類型化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的はデスティネーション・ブランディングという視点から海外DMOを先端事例として研究し、日本国内のDMOへの適応可能性を検討していくことである。今年度は研究期間3年の最終年度であったが、新型コロナウィルスの流行により、予定されていた国内外での調査は全て中止となり、研究計画の大幅変更を余儀なくされた。そこで、コロナ禍でも研究できることとして検討した結果、DMOや自治体関係組織がプレイス・ブランディングを行う上で、地域の意味構造を把握することが必要不可欠であるため、都市の意味構造の把握に関して量的調査を行うことにした。 大規模調査であることから、電通と電通マクロミルインサイトの協力を得て、2020年6月にインターネット調査にて、首都圏居住者1600名に対して県庁所在地と政令指定都市を対象にした都市ブランドの意味構造の調査を行い、その構造の類型化を試みた。その成果を日本マーケティング学会のマーケティングカンファレンス2020(オンライン開催)で報告したところ、ベストオーラルペーパー賞を受賞することができた。今回のインターネット調査は調査アプローチや分析も含め、DMOがプレイス・ブランディングを行う上での指針ともなる。また、マーケティング学会では、研究代表者が場所と地域のブランディング研究会というリサーチプロジェクトを主催し、計6回のオンラインセミナーを開催した(合同セミナー、春のリサプロ祭りを含む)。研究者と自治体関係者、実践者のネットワーク構築を目的としたものであったが、初めてのオンラインセミナーにも関わらず、一定の成果を得ることができた。 その他、2019年にフィールドワークを行なったハワイのDMOとプレイス・ブランディングの研究成果に関しては論文にまとめ、同年9月に開催された日本商業学会第70回大会(オンライン開催)で報告することができた。
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Research Products
(5 results)