2020 Fiscal Year Research-status Report
観光過疎地域における地域ポテンシャルの発掘手法に関する研究
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18K11871
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Research Institution | Sapporo International University |
Principal Investigator |
梅村 匡史 札幌国際大学, スポーツ人間学部, 教授 (30203590)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊藤 寛 札幌国際大学, 人文学部, 教授 (20232465)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 観光情報 / 地域振興 / テキストマイニング / 観光振興 / 地域資源 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、研究の最終年度あった。前年度末に発生したコロナの流行により、令和元年度(研究2年目)に予定していた研究タスクのうち、「入り込み数の少ない町村(10町村)を対象として、地域情報の収集と現地調査」「意味ネットワークに基づく地域特性を象徴する語句と現地で評価との整合性の確認」のタスク中、現地との打ち合わせを実施できない状況であることを、前年度末の研究実績において総括し、本年度の課題として想定していた。さらに、「意味ネットワークに基づく地域特性を象徴する語句選定のプロトタイプ」の選定と「周辺地域への波及」及び「研究のまとめと今後の課題」についてが本年度の研究タスクとして予定していた。 本年度も、コロナ禍が北海道を襲い、現地との打ち合わせが実施的ない状況が状況が続いており、現地との打ち合わせを必須としている事項での研究は進んでいない。「文献の収集」「意味ネットワークの作成」「地域特性を象徴する語句選定」については一応の成果をまとめた状況である。 以上のような状況を鑑み、研究機関の延長を申請したところであるが、コロナ禍の収束のめどが立たないため、次年度の研究は現地との打ち合わせについては必要最小限で実施することとし、「withコロナ」「afterコロナ」を意識した地域振興・観光振興について、国が進めるであろう観光振興策(GoToトラベル・GoToイート)の実施を想定した、具現的な提案をプロトタイプとして策定していくこととする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
一昨年度末に発生した、コロナウィルスにより前年度の取り残しの課題とともに、夏場以降のコロナ収束を意図し新たな研究計画を策定したが、コロナウィルスの再流行により現地との打ち合わせを主とした事項は全て未実施となった。 各地域のテキストマイニングによる意味ネットワークの作成、地域特性を表す語句等の選定については予定通りに進んでいる。選定語句の妥当性の評価のため、現地との打ち合わせは不可避であり、プロトタイプの策定に当たり重要ではあるが、地域特性を表す語句の選定については一応の作業を終了した。 今後の予定としては、コロナウィルスの影響は当面継続されることと考えられるので、現地との打ち合わせを夏以降とし、「withコロナ」「afterコロナ」を意識した地域振興・観光振興について、国が進めるであろう観光振興策(GoToトラベル・GoToイート)の実施を想定した、具現的な提案をプロトタイプとして策定していくこととして、各地での地域振興、観光振興に寄与できるような研究成果を開示できるように研究を進めていく。
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Strategy for Future Research Activity |
前述のように、コロナウィルスの影響は本年度当初に想定した状況を超えて本研究を直撃したものとなった。 当初の研究計画では、現地調査、現地との打ち合わせを複数回実施し、その結果をフィードバックさせ、地域特性を表す語句等の選定、及びその決定プロセスの方法、プロトタイプへの反映を予定していたが、地域特性を表す語句等の選定、及びその決定プロセスの方法、プロトタイプへの反映については、机上にて策定するものとし、現地との打ち合わせは最小限として、最悪現地との打ち合わせができない場合も想定するものとする。 本研究は、地域の人たちが地域にある情報や地域に寄せられた情報から、その地域特性を地域の人々が見つけ出し、観光対象化し、観光商品化する一連のプロセスに関する研究であることを失念しないように、「withコロナ」「afterコロナ」を加味して研究を進めていく。
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Causes of Carryover |
コロナウィルスの影響により、現地調査、現地との打ち合わせが実施できなかったことにより旅費の支出が後年度にずれ込むことが、最大の原因である。 次年度は、コロナウィルスの影響が軽減され、移動が可能になり次第、未実施の現地調査、打ち合わせ、発表等を実施していく。
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