2018 Fiscal Year Research-status Report
ジャイロセンサ内臓タブレット端末を用いた簡易型人工股関節手術支援システムの開発
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18K12035
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| Research Institution | Kochi University |
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Principal Investigator |
岡上 裕介 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (50448388)
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| Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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| Keywords | 人工股関節全置換術 / ナビゲーションシステム |
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| Outline of Annual Research Achievements |
人工股関節全置換術における臼蓋側コンポーネントの設置角度は、術後脱臼や長期予後に関与する。近年、ナビゲーションシステムの普及により臼蓋側コンポーネントの設置精度は向上している。しかし、大型で高価であり、また手技も煩雑となるため、全ての施設に導入可能というわけではなく、現在本邦で使用されているのは全症例の約７％程度にすぎない。よって、いずれの施設においても、使用可能な安価で簡便なシステムの構築が急務と考え本研究を行っている。
本年度はナビゲーションシステムを簡素化、小型化するためにタブレット端末に内蔵されているジャイロセンサ及び加速度センサを利用したナビゲーションアプリケーションの開発を行い、これを完成させた。現在までに人工股関節全置換術症例約３０例に対して本システムを用いて手術を施行し、その精度について本法導入前のアライメントガイドを用いて手術を施行した症例との比較検討を行っている。現在のところ、通常のアライメントガイドを使用した症例に比して有意に設置精度が高く、本システムの有用性が示唆される。また、検討結果に関しては、学会にて報告を行った。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年度は、タブレット端末に内蔵されているジャイロセンサ及び加速度センサを利用したナビゲーションアプリケーションの開発を行い、完成させるところまでを予定していたが、アプリケーションの完成が計画以上に早期であったため、次年度の計画していた精度検証を開始することができている。
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| Strategy for Future Research Activity |
研究は概ね順調に進展しており、今後は人工股関節全置換術症例100例に対して本システムを用いて手術を施行し、その精度について本法導入前のアライメントガイドを用いて手術を施行した症例それぞれ100股（合計200股）との比較検討を行う。計測は研究協力者2名がそれぞれ2回ずつ行い、検者間、検者内検定をそれぞれ行う予定としている。
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| Causes of Carryover |
研究が当初計画より進行したため、前倒し支払い請求を行った。請求分は消耗品購入費用であり、本年度施行手術分のみ購入した。残りの費用に関しても同様に手術症例数に応じて使用予定である。
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Research Products
(1 results)
