2021 Fiscal Year Annual Research Report
The study on the collaboration between School Social Workers and Teachers based on the Convention on the Rights of the Child
Project/Area Number |
18K12979
|
Research Institution | Yamanashi Prefectural University |
Principal Investigator |
高石 啓人 山梨県立大学, 人間福祉学部, 講師 (10772238)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 多職種連携 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、教師がスクールソーシャルワーカー(以下SSWr)をどのように認識しているのかを明らかにするために、教師を対象にアンケート調査を行った。質問項目は教師によるSSWrへの認知度や認職務内容等についてである。 具体的には以下のような項目について尋ねた。SSWrをどの程度知っているのかについて質問したところ、「よく知っている」「どちらかといえば知っている」が9割を超えていた。職務内容について尋ねたところ「よく知っている」「どちらかといえば知っている」も9割を超えていた。実際の連携回数について尋ねたところ「1件から3件のケースで連携したことがある」「4件から6件のケースで連携したことがある」が6割程度であった。 SSWrが以下の活動をどの程度行っているのかを尋ねた。その結果「問題を抱える児童生徒が置かれた環境への働きかけ」について「よく行っている」「どちらかといえば行っている」が9割近くを占めた。「関係機関等とのネットワークの構築、連携・調整」についても「よく行っている」「どちらかといえば行っている」が9割近くを占めた。「学校内におけるチーム体制の構築、支援」に関しては「よく行っている」「どちらかといえば行っている」が6割程度であった。「保護者、教職員等に対する支援・相談・情報提供」については「よく行っている」「どちらかといえば行っている」が8割近くであった。「教職員等への研修活動」は「よく行っている」「どちらかといえば行っている」が3割程度であった。以上から教師によるSSWrの認知は進んできており、SSWrの活動は環境への働きかけを中心に行っていると認識されていることが明らかになった。
|