2020 Fiscal Year Research-status Report
ADHD行動特徴に対する保育者の原因帰属と保育実践の関連
Project/Area Number |
18K13134
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Research Institution | Hijiyama University |
Principal Investigator |
濱田 祥子 比治山大学, 現代文化学部, 講師 (20638358)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 保育者 / 原因帰属 / 気になる子ども |
Outline of Annual Research Achievements |
保育における気になる子どもの研究動向のレビューによって,気になる行動のうち,特に集団的行動(落ち着きのなさ,衝動性など)や他児との関係(他児への乱暴,暴言など)に関して保育者は対応の難しさを抱いていることが分かった。これらの行動は,その他の気になる行動と比べて,指示や注意の対象となりやすい傾向がある。また,これらの行動はADHDの行動特徴ともいえ,対応によっては二次的な問題を生じさせることが危惧される。本研究は,気になる行動である多動性,衝動性や攻撃性について,保育者がどのように解釈(認知的評価や原因帰属)し,どのような対応と関連するのか,また,どのような要因が解釈へ影響するのかを検討することを目的とした。 今年度は,昨年度の予備調査に基づいた項目を使用して本調査をする予定であった。しかし,新型コロナウイルス感染症の拡大により,保育現場にも大きな影響があり,回答する保育者の負担,回答への影響を考慮して調査は見送ることにした。したがって,本年度の研究実績は,国海外の文献をまとめたりするにとどまった。これらに基づいて改めて予備調査で抽出した項目を整理し,本調査用の項目を作成した。今後について,国際学会での発表は極めて難しいと考えられるため,Webを活用した発表や,データ収集等をする。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウイルス感染症の拡大によって,調査を控えたため。
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナウイルス感染症の拡大状況や,それに伴う保育現場の負担等を考慮して,本調査を実施する。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染症の拡大によって本調査を実施しなかったため。次年度調査を実施する予定である。
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Research Products
(7 results)