2019 Fiscal Year Research-status Report
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18K13196
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
嶋内 佐絵 首都大学東京, 国際センター, 准教授 (80727107)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 高等教育 / 国際化 / 学際化 / 英語化 / オランダ / 韓国 / 日本 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度中にオランダおよび韓国で行なったフィールドワークの成果として、国際会議での発表および論文執筆を行なった。本研究に関わる国際学会での発表として、Transformation of Undergraduate Education under Globalisation; A reflection on the Global Studies in higher education(Consortium of Higher Education Researchers 2019 における共同研究者との発表) ② “Dynamism of Internationalization of Master’s Education in Japan”(World Education Research Association 2019における共同研究者との発表)がある。またこれらの発表での議論を踏まえ、論文として以下の3本をまとめ、それぞれ本の一章として現在初稿を提出した段階であり、編集・加筆・修正等を経て今年度中に出版予定である。 ②「オランダ:国際リベラルアーツ導入が意味するもの」(オランダの研究者との共同執筆) ③「韓国:英語重視の大学教育国際化の帰結」(韓国の研究者との共同執筆) ④What International Students mean for Japanese higher education: Inbound mobility at “elite” and “mass” universities(単著、『Internationalization of Japanese Higher Education』の一章として出版予定)
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
2019年度の12月までは極めて順調に研究が進んでおり、オランダでの第一回目の調査を論文化し、書籍の一章としてまとめ、2020年度の春にもう一度調査を行なうことでより多くのケーススタディを通してオランダのユニバーシティカレッジの試みを学際化・国際化という文脈から描き出す論文を執筆する予定であったが、感染症の拡大によりオランダへの渡航が難しくなったため、2月、3月は国内で調査をせずに遂行可能な文献調査に切り替え、文献研究と論文執筆を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は韓国およびタイでのフィールド調査を予定していたが、感染症の拡大で現地調査が難しくなったため、今年度は文献調査に集中し、またオンライン学会やオンライン研究会を通して研究成果の発表や調査対象との連絡・議論を行う。2020年8,9月の間にはタイ・オランダ・韓国の調査対象大学を選定し、コンタクトを始める。2020年度後半は、感染症の状況を注視しつつ、タイ、オランダ、海外渡航の可能性を模索しながら、可能であれば渡航して調査を行い、難しそうであればオンラインでのインタビュー等に切り替える。
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Causes of Carryover |
本年度は元来最終年度としてオランダ・タイ・韓国の大学への研究調査を予定しており、研究費はほぼ旅費に充当する予定であったが、感染症の状況にとって渡航の可能性を探りつつ、現地調査が難しい場合はオンライン調査などに切り替え、研究費は主に文献購入に当てる予定である。
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Research Products
(5 results)