2019 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K15488
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
兼久 雅之 大分大学, 医学部, 助教 (40555190)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 自殺企図 / リチウム / 症例対照 / 救命救急 |
Outline of Annual Research Achievements |
中間解析として、大分大学医学部高度救急救命センターを受診した患者のうち、同意のとれた251名を対象に39名の自殺企図患者、25名の自傷患者、187名の外傷患者(コントロール)の3群に分類して血中リチウム濃度の比較を行った。対数変換したリチウム濃度の平均が、自殺企図群0.48、自傷群0.66、コントロール群0.59であり、分散分析で(F=2.59, p=0.077)であった。性別に分けると、男性で自殺企図群0.46、自傷群0.61、コントロール群0.60 (F=1.59,p=0.207)であり、女性では自殺企図群0.50、自傷群0.68、コントロール群0.59(F=1.12, p=0.330)であり、自殺企図群が他の2群に比べ、平均値は低かったが有意差は認めなかった。続いて、男性において、年齢、テストステロンを含めた多項ロジスティック解析を行い、自殺企図群において有意傾向(p=0.065)にてテストステロンが低値であった。女性において、エストラジオールを含めて解析行ったが、有意差は認めなかった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
臨床研究であり、対象患者が少ないため研究がやや遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
救命救急センターと協力しより多くの対象者を増やしていく。
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Causes of Carryover |
より精査した研究成果を上げるための症例数(検体数)が思うように集まらず、さらに子の養育のためなかなか学会参加が出来なかったため、昨年度未使用額が生じた。 そのため、期間を延長し症例数(検体数)の収集に努め、今年度は学会、研究会などへも参加し、情報収集に努めたうえで論文の投稿を行うため期間を延長。 上記理由により、検査代、旅費、学会参加料、英文校正料、論文投稿料などに使用予定。
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