• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2022 Fiscal Year Annual Research Report

Evaluation of mitochondrial function by 99mTc-MIBI test in hospitalized patients with heart failure

Research Project

Project/Area Number 18K15904
Research InstitutionJuntendo University

Principal Investigator

加藤 隆生  順天堂大学, 医学部, 助教 (10816573)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywords心不全 / 98mTc-MIBI / 運動耐容能 / ミトコンドリア機能
Outline of Annual Research Achievements

心不全における運動耐容能の低下に関しては、心肺機能の低下に加えて、末梢要因として骨格筋の消耗や障害、特にエネルギー産生で重要なミトコンドリアの機能低下が影響を及ぼすことが注目されている。心筋症や心不全患者において心筋99mTc-MIBIで評価されたミトコンドリア機能が低下していることが知られており、心筋以外の様々な臓器においても99mTc-MIBIでミトコンドリア機能が評価できることが基礎的な研究結果から示されている。ADHFで入院した心不全患者において、心筋と下肢骨格筋でそれぞれの99mTc-MIBIの洗い出し率(washout rate: WR)(99mTc-MIBI-WR)の亢進で表されるミトコンドリア機能の低下は互いに相関し、下肢骨格筋の99mTc-MIBI-WRと運動耐容能の指標である最大酸素摂取量(Peak VO2)は逆相関すると報告されている 。心不全患者において、99mTc-MIBI-WRの亢進はミトコンドリア機能の低下を表し、心筋と下肢骨格筋ではミトコンドリア機能が同様に低下し、下肢骨格筋のミトコンドリア機能の低下に関連して運動耐容能が低下していると考えられるが、心不全患者において、99mTc-MIBI-WRで表される骨格筋ミトコンドリア機能の低下が心不全への標準的治療で変化するのか否かを検証したデータはなく、ADHFで入院した患者を対象に99mTc-MIBIによる検査と運動耐容能の評価などを退院前と退院6ヵ月後に施行し、その変化と相互の関係性を検討する。研究に必要な検査での患者有害事象は起こらず、順調に患者の組み入れた。26例に施行したが、先行研究と違い、骨格筋でのWRと心筋のWRに相関が認められなかった。ロイの取り方も工夫したり、自費で健常例のデータも確認したが、有意な検査結果データは得られなかったため、研究延長はせずに、終了を決断した。

URL: 

Published: 2023-12-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi