2022 Fiscal Year Annual Research Report
The analysis of the effect of bone marrow cell stimulation on osteogenesis and the development of brand-new treatment
Project/Area Number |
18K16607
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Research Institution | Tsukuba University of Technology |
Principal Investigator |
菅谷 久 筑波技術大学, 保健科学部, 准教授 (10752553)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 骨再生 / 副甲状腺ホルモン / 骨髄細胞 / 造血前駆細胞 / 間葉系幹細胞 |
Outline of Annual Research Achievements |
研究計画に従い、副甲状腺ホルモン(PTH)、造血幹細胞表面蛋白(CXCR4)阻害剤であるPlerixaforを投与し、骨髄血内に含まれる細胞成分・液性成分の組成について評価を行った。 12週齢の日本白色家兎に対して副甲状腺ホルモンを5日間連日投与(30μg/kg/day)し、5日目に造血幹細胞表面蛋白阻害剤を投与(5mg/kg)する。PTH投与群(5日間のPTH連続投与のみ)、PTH + Plerixafor投与群の2群について、骨髄血内に含まれる細胞成分・液性成分の組成について評価した。PTH投与終了翌日および投与終了7日後に各々骨髄血8mlを採取し、各時点での体重、白血球数、CD34+細胞、CD34+CD45low細胞、CD31-45-81+90+細胞、colony forming unit - fibroblast (CFU-F)数を各々測定し、安全性および骨髄細胞への影響を比較検討した。 PTH投与での有意な体重変化はみられず、白血球と造血前駆細胞マーカーであるCD34+細胞、 CD34+CD45low 細胞は投与翌日にピークがみられた。一方、間葉系細胞マーカーであるCD31-45-81+90+細胞、CFU-Fは投与4日後にピークがみられた。間欠的PTH投与により骨髄細胞は刺激されるが、白血球および造血前駆細胞と間葉系幹細胞とで刺激応答が異なることが判明した。令和4年度は、本結果を解析し他の文献との比較検討を行い、学術集会での報告および論文誌上での公表に向けた準備を進めた。本研究の結果については再生医療学会をはじめとした学術集会での発表や英文雑誌への投稿による公表を予定している。
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