2018 Fiscal Year Research-status Report
大規模地域住民コホート調査による短縮歯列とオーラルフレイルおよびフレイルとの関連
Project/Area Number |
18K17107
|
Research Institution | Osaka International Cancer Institute |
Principal Investigator |
小山 史穂子 地方独立行政法人大阪府立病院機構大阪国際がんセンター(研究所), その他部局等, 疫学統計部医員 (40779542)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
|
Keywords | 歯科疫学 / 口腔保健 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究で使用するデータセットは東北メディカル・メガバンク機構の宮城県における7箇所の地域支援センターにて行われた健康調査データである。東日本大震災後の2011年から行われてきたベースライン調査の約1万7000人歯科検診データについて、遺伝情報や全身状態、食生活などの他のデータとの結合可能で利用可能性が高い4559名のデータクリーニング作業から取り掛かった。診査対象人数が多いことから、口腔内診査は100名以上の歯科医師によって行われており、かつ、他の診査との時間の都合もあることから、データのクリーニングが不可欠であった。クリーニングポリシーについては、医師、歯科医師といった医療職に加え、実際にデータ構築を行っているシステムエンジニアなど、東北メディカル・メガバンク機構内外の職員によって構成されたチームにて検討を行った。多くの研究者の意見を取り入れ、よりよいデータセットになるよう努めた。しかし、これにより当初予定したよりもクリーニング作業に時間を費やす結果となった。今回行ったクリーニングポリシーは、歯牙の状態、歯周の状態、咬合の状態といった多数の口腔内診査における矛盾点を検証し、それらの結果をデータ上でどのように再現するかについてであった。現時点で、東北メディカル・メガバンク機構内の歯科データの取り扱い方法について協議中であり、具体的な解析にいたらなかったが、2019年度には横断研究について分析開始可能になる予定である。
|
Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
横断データにおける分析を行う予定であったが、データクリーニング作業に時間がかかり、作業が遅れている。
|
Strategy for Future Research Activity |
東北メディカルメガバンク機構での分析可能歯科データが出来上がり次第、まずは咬合の関係と味覚との関連から分析を開始していく予定である。 その後、可能な限り早急に論文化を進める。研究成果を情報発信し、社会還元することをめざす。
|
Causes of Carryover |
理由:想定していた人件費・謝金の支出が必要なかったため、その分経費を繰り越した。
使用計画:計画通りの支出に加えて、所属機関変更に伴い、分析のためには東北大学までの出張が必要になるため、交通費が増える可能性があり、今後の研究遂行のために国内旅費にあてる。
|
Research Products
(18 results)
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
[Presentation] 緑茶と現在歯数との関連はソーシャルネットワークによって異なるのか2018
Author(s)
星真奈実, 相田潤, 小山史穂子, 山本貴文, 池田登顕, 草間太郎, 川村桜, 小坂健, 山本龍生, 尾島俊之, 近藤克則,
Organizer
日本公衆衛生学会総会
-
-
[Presentation] 東日本大震災による失業は喫煙本数増加に関連するのか2018
Author(s)
小山史穂子, 相田潤, 田淵貴大, 坪谷透, 杉山賢明, 山本貴文, 五十嵐彩夏, 草間太郎, 川村桜, 星真奈実, 小坂健
Organizer
日本公衆衛生学会総会
-
-
-
-
-
-