2019 Fiscal Year Research-status Report
潜在性動脈硬化に社会経済および心理的要因が及ぼす影響
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18K17404
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Research Institution | Fukuoka University |
Principal Investigator |
前田 俊樹 福岡大学, 医学部, 講師 (50555555)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 動脈硬化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では一般地域住民を対象として社会経済的因子や心理的要因が潜在的動脈硬化に与える影響を明らかにすることを目的としている。なお、社会経済的要因および心理的要因については質問紙表にて、世帯収入やソーシャルキャピタルなどの設問を設けている。 潜在性動脈硬化に関しては冠動脈石灰化を評価するため天神クリニックにて胸部単純CT検査にて評価を行う。 当該年度は市町村の住民健診に参加して、追加の血液検査、便・唾液細菌検査および冠動脈石灰化評価のためのCT検査への参加希望者を募集した。その結果2019年度1年間の研究参加者(同意撤回を除く)は270名、うちCT撮影者は186名であった。順次追加の血液検査、唾液・便の細菌DNA検査および冠動脈石灰化について結果を収集している。 今後も引き続き住民健診会場にて参加者を募集し、研究を継続していく予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本研究のCT撮影の目標人数は1000人で、そのためにおおよそ6年程度を見込んでいる。2019年度は1年でおおよそ目標の200人近く達成しておりおおむね順調な進捗状況と考える。
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Strategy for Future Research Activity |
研究に必要な人的資源や資材等も揃い始め、ようやく軌道に乗りつつある。今後も引き続き研究参加者を募り、実績を積み重ねていく。
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Causes of Carryover |
2020年度は論文の投稿費や国際学会への参加、および検査費用など大幅に増加することが見込まれているため差額が生じた。ただし、昨今のCOVID19感染症により、すでに参加予定であった国際学会が2021年に延期になるなど、使用計画に関して計画通りにすすまない事象も起こりつつある
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Remarks |
当教室のホームページに掲示
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Research Products
(1 results)