2018 Fiscal Year Research-status Report
放射性皮膚障害に対する補完代替医療材料洗浄剤を用いたケア効果のメカニズム解明
Project/Area Number |
18K17460
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
柿原 奈保子 新潟大学, 医歯学系, 准教授 (50588762)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 看護技術開発 / 補完代替医療材料 / 照射性皮膚 / 治癒促進 / 自然治癒力 / 保湿 |
Outline of Annual Research Achievements |
今回の研究では抽出方法と濃度に課題があることが分かった。 補完代替材料である物質成分を洗浄剤の中に入れる場合、効果のあるとされている物質であっても、その成分の抽出方法によっては効果をなさないことがわかった。 また濃度もかなり高濃度にしないとその効果を判定できるまでには至らないことがわかった。 研究者異動のため、新しい研究施設設備や実験場の確保、システムの違いなどと、倫理申請書を再度申請し直すことになり、新しい異動先ではまだ実験をできていない状況にある。そのため、一度予備的な実験として、補完代替材料の見直しも含めて追加実験を入れていく予定としている。洗浄剤だけでなく、地域特性を活かした米ぬか・酒粕などを取り入れられないか検討している段階である。 本研究で使用する皮膚弾力計のデータを収集する際の力加減のコントロールが難しく、技術を要するため、事前に練習する必要がある。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
所属先変更となったため、新たな施設で動物実験の教育訓練や施設での実験場所等の確保の必要があった。また、倫理審査も新たに申請をすることからになり、開始するまでに至らなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
本研究として使用する補完代替材料として洗浄剤にしているが、事前検討として、洗浄剤ではない形態でも予備実験を入れる予定とする。また、濃度や抽出方法などにも課題があることがわかったため、実験的に高濃度で作製したり効果を確実に確かめたうえで本実験に入りたい。
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Causes of Carryover |
論文投稿校正に対する費用が去年度分では不足していたため、本年度に持ち越した。そのためこの分を加算して使用する。
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