2018 Fiscal Year Research-status Report
がん罹患後に離職した就労世代のがん患者に対する支援プログラムの開発
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18K17546
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Research Institution | National Defense Medical College |
Principal Investigator |
小林 成光 防衛医科大学校(医学教育部医学科進学課程及び専門課程、動物実験施設、共同利用研究施設、病院並びに防衛, その他, 助教 (10751414)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | がん患者 / 就労 / システマティックレビュー / 社会的苦痛 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度の目的は、研究課題に関する文献レビューを行い、支援プログラムの開発の一助にすることである。現在の進捗状況は、以下のとおりである。 2018年度に実施した研究課題における研究は、就労世代のがん患者に対する就労支援の在り方やその有効性に関するシステマティックレビューである。研究の目的は、就労世代のがん患者に対する就労支援の在り方やその有効性を明らかにすることである。研究の方法は、PRISMAガイドラインに基づいたシステマティックレビューである。 研究の目的に基づいた研究疑問をPICODにて設定したのち、適格基準及び除外基準を設け、主題検索とフリーワード検索を行い、それらを検索式とした。2018年12月に、PubMed、CINAHL、 CENTRAL (Cochrane Controlled Register of Trials) 、医中誌Ver5. のデータベースを用いて検索を行った。検索対象期間は、2000~2018年12月とした。検索に含まれていない重要文献は、ハンドサーチを行った。文献の検索は、研究代表者1名と研究協力者2名の3名で行った。その結果、ハンドサーチを含む1256件の文献が抽出され、重複論文を除いた1011件を対象論文とした。対象論文を研究者3名で共有し,タイトルと抄録からスクリーニングを行い、62件を抽出した。現在、抽出した62件を精読し、最終的な分析対象となる文献を抽出している段階である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2018年度でシステマティックレビューを完遂する予定であったが、研究協力者の依頼、検索式の検討など、システマティックレビューの進行に時間を要したため、予定より進捗が遅れている。現段階では、研究実施計画の変更のはない。
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Strategy for Future Research Activity |
システマティックレビューを実施後は、学会発表や論文執筆を通して、研究結果を広く公表する予定である。また、システマティックレビューの結果を、本研究課題である、就労世代のがん患者に対する支援プログラムの開発に活用し、研究協力者からスーパーバイズを得ながら研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
2018年度に購入予定であったPCを購入品しなかったため、2019年度に購入する予定である。
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