2021 Fiscal Year Research-status Report
介護初期における家族介護者向けの認知症ケア教材の改良と実用化に向けた実証研究
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18K17641
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Research Institution | Toyama Prefectural University |
Principal Investigator |
青柳 寿弥 富山県立大学, 看護学部, 講師 (40622816)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 認知症看護 / 教材開発 / 家族介護者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,前研究によって開発したタブレット端末の認知症ケア教材(Ver.1)の発展及び実用化に向け,前研究によって蓄積した実証データに基づき,教材を製錬することである。さらに,アルツハイマー型認知症を介護して間もない家族介護者に教材を使用してもらい,教材の効果検証を行うことである。これらにより,介護初期の家族介護者が求めている内容と,より効果的な教材の特徴や媒体を明らかにするとともに,看護ケアの示唆を得ることである。
本年度は,前年度から引き続き行っている教材を完成させ,家族介護者である対象者に実証研究を行う予定であったが,COVID-19等の影響もあり,教材開発途中の段階にとどまっている。 教材内容について,今後COVID-19の影響のなかで実証研究を行うにあたり,教材内容の再検討を行った。特に,本研究では,タブレット端末で主体的に学習できるe-learning教材という特徴があるため,機能を十分に活用できるように,前研究で得られた実証データの教材開発におけるデータの再分析から整理された修正検討項目の内容面、機能面、新規項目の内容面、機能面について、教材の各単元(A:コミュニケーションの要点、B:対応方法、C:社会資源、D:家族介護者の自己管理)の認知症の症状や対応方法、介護サービスの情報などの内容について再修正をおこなった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響により,当初の予定以上に教育活動などの業務に追われ,十分な研究時間を確保することが難しく,延長申請を行った。
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Strategy for Future Research Activity |
令和4年度には,前年度から引き続きおこなっている教材開発を行い,専門家(医師,看護師,薬剤師など)にスーパーバイズを受け,教材を完成させる。その後,COVID-19の感染状況を十分に配慮し計画を見直しながら,介護をして間もない家族介護者を対象に教材の効果検証を行っていく予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19の影響により,家族介護者への教材の提供に遅れが生じているため,それに関する経費を使用することができなかった。次年度は,感染状況を踏まえながら,家族介護者への教材提供を行う予定である。
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