2020 Fiscal Year Research-status Report
大腿骨近位部骨折患者の健康寿命延伸に向けたプログラム開発
Project/Area Number |
18K17645
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Research Institution | The University of Shimane |
Principal Investigator |
林 健司 島根県立大学, 看護栄養学部, 講師 (10462037)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大腿骨近位部骨折 / 居宅退院 / 高齢者 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、大腿骨近位部骨折を受傷した高齢者の健康管理への意欲を高め、居宅での介護予防行動を促進する健康寿命延伸プログラムを開発することである。大腿骨近位部骨折を受傷し居宅復帰した高齢者が、日常生活の中で健康寿命延伸につながる情報をタイムリーに定期的、かつ継続的に受けることは、自立した生活に向けた意味づけとなり、具体的で継続性ある支援策の提示によって、対象者の介護予防行動における意欲の向上につながると考える。ひいては、対象者の行動変容へとつながることが期待できる。 大腿骨近位部骨折術後に居宅退院した高齢者にインタビューを実施し、学会発表したのち、論文化し、現在論文投稿中である。コロナ禍において、医療者へのインタビューが実施できなくなったため、現在、論文化したデータを看護師、運動療法士等の協力のもと、患者・家族用説明冊子として再編集しているところである。冊子は、医療機関に配布し大腿骨近位部骨折患者の退院支援に役立てる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
COVID-19感染管理にて、医療者とコンタクトが制限されたため。
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Strategy for Future Research Activity |
論文化したデータを看護師、運動療法士等の協力のもと、患者・家族用説明用冊子として再編集していく。完成した冊子は医療機関に配布予定である。
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Causes of Carryover |
COVID-19感染管理にて、医療者とのコンタクトが制限されたため、プログラム作成に遅延が生じた。コンタクトが取れる状況になったため、再開し、データを再編集し、患者・家族指導用冊子を作成する。
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