2019 Fiscal Year Research-status Report
tDCS(経頭蓋直流電気刺激装置)による新たなスポーツパフォーマンス能力の開発
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18K17880
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Research Institution | Ichinoseki National College of Technology |
Principal Investigator |
高野 淳司 一関工業高等専門学校, その他部局等, 准教授 (70413721)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 経頭蓋直流電気刺激 / 反応時間 |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度は当初からの計画である「実験①…選択反応時間における経頭蓋直流電気刺激装置(tDCS)の効果について」の予備実験を試みた。運動野への刺激で一本化して行う計画で固め、ヘッドフォン式でワイヤレスタイプのtDCS(halo sport 社製)を購入し、予備実験に臨んだが、動作と組み合わせることで表面化してこなかった諸問題が現れ、一時的に中断をした。現在、改めてデータの取集を行っている。 並行して、2020年度の計画として実施予定の「実験…②スポーツパフォーマンスにおけるtDCSの効果について」が円滑に行えるよう、ボール型センサおよび刺激指示装置(DKH社製 マルチパスシステム)を購入し、実際のスポーツ場面(本実験ではバレーボールのブロック場面)を想定した状況を構築し、検討を行った。 研究者が想定しているよりも実験スペースの確保が必要である等の問題を掌握することができたことから、それらの諸問題を解消し今年度の実験に臨む。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
予備実験を行う中で、これまで表面化してこなかった不具合が複数現れ、予定よりも多くの時間を費やすことになったことが、その主たる理由である。現在においては、ほぼ解消できる見込みから、今年度は遅れを取り戻すことを第一優先に取り組んでいく。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度、所属先の異動が生じたため、今回の実験について、異動先(東北工業大学)での研究倫理申請を行う。その後、被験者を募り、本実験へと進めていく。 並行して学会等での成果発表、論文報告等を行う。
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Causes of Carryover |
物品購入に関しては、ほぼ予定通り調達できているが、昨年度、参加を予定していた学会がコロナウィルスの影響により軒並み中止となったことから、旅費の使用がなされなかった。 今年度の学会実施状況については現時点において不明な点が多いが、状況が改善されるようであれば、昨年度未参加の学会に加え、他の学会へ参加することも検討している。
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