2021 Fiscal Year Research-status Report
Mental Stress and Preferences: Economic Experiments with Biomarkers
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18K18576
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
池田 新介 関西学院大学, 経営戦略研究科, 教授 (70184421)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
平田 憲司郎 神戸国際大学, 経済学部, 准教授 (70423209)
犬飼 佳吾 明治学院大学, 経済学部, 准教授 (80706945)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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Keywords | ストレス / バイオマーカー / 割引率 / 疲労 / リスク選好 / 時間選好 |
Outline of Annual Research Achievements |
(1)Ikeda and Ojima (2021)を出版した。 (2)前年度に行ったアンケート調査(「社会的幸福と生活感についてのインターネットトラッキング調査」)のデータを用いて、コロナ禍におけるメンタルストレスや生活水準の変化が回答者の選好や社会関係資本などとどのように関連しているかについて解析を行った。 (3)新型コロナウィルス感染症の蔓延によって日本人のリスク態度がどのような影響を受けたかについての論文Ikeda, Yamamura, and Tsutsui (2020)を改訂した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナウィルス感染症蔓延の影響から、対面での経済実験が実施できないため。
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Strategy for Future Research Activity |
(1)新型コロナウィルス感染症の流行が沈静化し、バイオマーカー(唾液など)の接種、が可能となった段階で、ストレス(メンタル疲労)が選好に与える影響をバイオマーカーを使って調べる経済実験を実施する。そのために実験プロトコールの設計と関連文献の調査をふくめた準備を進める。 (2)2020年度に実施したアンケート調査「社会的幸福と生活感についてのインターネットトラッキング調査」のデータを解析し、新型コロナウィルス感染症の蔓延とその社会経済的な影響が人々のストレスと選好に与えた影響を明らかにする。
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Causes of Carryover |
理由:新型コロナウィルス感染症の蔓延によって、対面の経済実験ができなかったため、未使用額が生じた。 使用計画:同感染症のリスクが沈静化し、対面の経済実験が実施可能となった段階で、まずパイロットテストを行って実験プロトコールを作成し、それに基づいた本実験を行う。本実験では唾液によって参加者の生理データを収集する。実験参加者への謝金を含めた実験費用と生理データの分析委託料などに使用する。
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Research Products
(7 results)