2020 Fiscal Year Research-status Report
学習活動の数理モデル化とそれに基づく修学指導システムの構築
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18K18677
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
井上 仁 群馬大学, 数理データ科学教育研究センター, 准教授 (70232551)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
後藤 浩士 保健医療経営大学, 保健医療経営学部, 准教授(移行) (20808852)
伊達 卓二 保健医療経営大学, 保健医療経営学部, 教授(移行) (90309659)
隅谷 孝洋 広島大学, 情報メディア教育研究センター, 准教授 (90231381)
多川 孝央 九州大学, 情報基盤研究開発センター, 准教授 (70304764)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2022-03-31
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Keywords | 学習環境 / オンライン授業 |
Outline of Annual Research Achievements |
新型コロナウイルスの影響を受け、対面型からオンライン型の授業への移行に伴い、学習者の活動は従来の対面型と異なるようになってきた。対面型であれば、学習者のほとんどが同じ環境で受講できるのに対して、オンライン型においては、PCやネットワークの状況や家庭環境に大きく依存する。また、受講環境の問題が、個人環境、プロバイダー、教員、システムのどこに原因があるのかを把握するのが困難である。そこで、学習環境の最低層である受講環境の問題を学習者が容易に把握するためのシステムの設計とプロトタイプを実装した。 また、上記システムと並行して、オンライン授業システムのデータを随時収集し、個々の授業だけでなく学内全体での授業状況を可視化するシステムのプロタイプを実装した。 すでに開発しているSNS(LINE)を利用した学習システムでは、学習記録を元に学習コンテンツ変化させること、システムから利用者に対してメッセージを送出する機能の改修を実施した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
COVID-19の影響を受け、オンライン授業実施への対応と授業形態の変更により、当初計画していた授業実践とその過程でのデータ収集ができなかったことと、今後の授業のオンライン化重視に向けての対応を検討したからである。
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Strategy for Future Research Activity |
当初、対面型の授業の過程でデータ収集を目指していたが、今年度もオンライン授業が継続することから、収集するデータの見直しと、オンライン型を重視したシステムを構築する。
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Causes of Carryover |
研究の遅れと、新型コロナウイルスの影響による研究報告等の出張が中止により、次年度使用額が発生した。
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