2019 Fiscal Year Research-status Report
課外活動を活用した震災3次避 難所での生活水の確保について
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18K18682
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Research Institution | National Institute of Technology, Kumamoto College |
Principal Investigator |
四宮 一郎 熊本高等専門学校, リベラルアーツ系総合科学グループ, 教授 (10226160)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
入江 博樹 熊本高等専門学校, 拠点化プロジェクト系グローバルリーダーシップ育成グループ, 教授 (70249887)
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Project Period (FY) |
2018-06-29 – 2021-03-31
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Keywords | 生活水 / 教育的効果 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度は、学生たちが災害時に効率よく生活水を確保し利用することができるように、前年度に引き続き、課外活動を利用し災害時を想定して手動ポンプでの水のくみ上げトレーニングを行った。機器の取り扱いにも慣れた学生も増えてきた。学生たちのトレーニングに時間をかけすぎた感はあるが、学生たちの入れ替わりを考えると、時間をかけてでもトレーニングを行った方が良いと思い、トレーニングを継続した。その成果を確認・検証するため、春季休業を利用してビデオカメラや動作解析ソフトを用い、学生たちの動きを検証する準備をしていたところであったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、2月中旬より臨時休校となり、災害時を想定した学生の動きの確認・検証ができないままとなっている。また、技術系クラブの学生や授業を利用して学生たちと簡易ポンプの作成を計画し準備をしていたが、この件に関してもコロナウイルス感染拡大の影響で作成ができないままになっている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
学生のトレーニングに時間をかけすぎたことやトレーニングしていた学生が、部活動を退部し、新しい学生へのトレーニングを行わなければなら無くなったこと、さらに年度末にかけ新型コロナウイルス感染拡大の影響で臨時休校となり学生の活動が全くできなくなったことなどがあげられる。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度は、現在ストップしている効率の良い生活水確保のための簡易ポンプの作成及び動作解析ソフトを用いた、学生たちの動きの検証を行う。また、機器の取り扱いの慣れた学生の確保や他の高専での実験・実施も行いたい。
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Causes of Carryover |
動作解析ソフトが当初予定していたものと同等スペックで、安価なものを選択したため。 また、購入予定であったパソコンを今年度購入にしたため。
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