2020 Fiscal Year Research-status Report
情報の非対称性と多様な期待形成がもたらす金融市場への影響とその安定化政策について
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18KK0046
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| Research Institution | Waseda University |
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Principal Investigator |
船木 由喜彦 早稲田大学, 政治経済学術院, 教授 (50181433)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 竜一郎 早稲田大学, 国際学術院, 教授 (80345454)
篠 潤之介 早稲田大学, 国際学術院, 准教授 (30822217)
秋山 英三 筑波大学, システム情報系, 教授 (40317300)
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| Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2023-03-31
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| Keywords | 金融市場実験 / 経済学実験 / 期待形成 |
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| Outline of Annual Research Achievements |
本年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、当初の計画より大幅な修正を行わなければならなかった。特に、実験被験者を一カ所に集めて実施しなければならない実験室実験は全く実施できず、２０１９年度までの研究成果に基づく、共同研究者とのオンラインでの議論、それに基づく共同論文作成や論文校正を主として研究を進めた。それに伴い、継続してきた研究プロジェクトの一つが、国際学術誌に投稿できる段階にまで、進展させることができた。２０２１年度の早い段階で,査読付き国際一流学術誌に論文として投稿する予定である。
上記の論文完成の推進と同時にオンラインでの実験の準備を進め、いくつかのパイロット実験を行い、オンラインでの実験の実施可能性、メリット、デメリットについて研究、分析を進めた。その際、リクルートの方法、本人確認、オンラインでの実験ソフトの稼働方法、謝礼の支払い方法など、一つ一つ新しい方法による準備が必要となり、それらの貴重なノウハウを蓄積することができた。
以上の大きな計画変更を基に、可能な実験実施とそれに伴う研究構想を検討した。２０２１年度には、実験室実験を可能であれば再開し、それが不可能な場合でもオンライン実験を実施し、本研究の完成につながる実験データを確実に取得し、研究の遅れを取り戻す予定である。
なお、２０２０年度中は今後のアフターコロナに対応した実験を円滑に実施するための、ハード、ソフトの整備、準備も進めた。
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| Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
２０２０年度は、当初想定していなかった新型コロナウイル蔓延の影響により、研究の遅延が生じた。実験室実験は一切できなくなり、オンラインでの実験準備、２０１９年度までの研究のまとめ、論文作成、論文校正などを行った。また、オンラインで行う実験の準備を進めた。
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| Strategy for Future Research Activity |
２０２１年度は実験室実験を再開する方向で準備を進めている。実験室実験が十分機能しない場合も、平行して準備を進めてきたオンライン実験は実施可能である。両方の可能性を慎重に検討し、２０２０年度の遅れを挽回すべく、多くの実験を遂行していく計画である。
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| Causes of Carryover |
２０２０年度は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、実験室実験が一切実施できず、それに関連する支出ができなかった。この実施できなかった研究費を用いて２０２１年度は数多くの実験室実験あるいはオンライン実験を実施する予定である。
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