2021 Fiscal Year Annual Research Report
International collaborative research for liquid biopsy and precision medicine by microfluidic technologies to extracellular vesicles
Project/Area Number |
18KK0251
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
石井 秀始 大阪大学, 医学系研究科, 特任教授(常勤) (10280736)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今野 雅允 東京理科大学, 研究推進機構 生命医科学研究所, 助教 (80618207)
浅井 歩 大阪大学, 産業科学研究所, 特任助教(常勤) (40783262)
出口 真次 大阪大学, 基礎工学研究科, 教授 (30379713) [Withdrawn]
江口 英利 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (90542118)
|
Project Period (FY) |
2018-10-09 – 2022-03-31
|
Keywords | 国際共同研究 / 細胞外小胞 / メカノバイオロジー / RNA / バイオマーカー |
Outline of Annual Research Achievements |
本プロジェクトの最終年度にあたり、国際協力の各メンバーとも、新型コロナ感染症のパンデミックにも関わらず、積極的に学術の交流と研究の推進に大きく貢献することができた。本研究においては、細胞外小胞 [EV]は患者の体液から採取可能であり、深部の病態や臓器間ネットワークを低侵襲に明らかにすることができる。リキッドバイオプシー技術としてさらに高精度化が求められている。多様性なEVの網羅的な解明を加速化するために、日本『RNA計測技術』を中心とした2つの国際共同研究、(1)日・シンガポール『EVの変形態(deformability)のメカノバイオロジー』と、(2)日欧『RNA情報科学』を強化し、国際的ネットワークの構築と若手人材育成を推進する。単粒子レベルのEVの表面性状と内部のRNA代謝の網羅的な情報から病態を分類する基本技術を完成させ、Precision Medicineに適した技術基盤を構築することを目的とする。①変形能(deformability)に基づいて1013/mlのEV粒子から大容量情報を収集する:シンガポール国立大学のLim, C.T.教授らの現地の微小流路の装置を利用してEVを分離して、私たちの技術でRNAのメチル化を計測し、高精度のプロファイリング情報を取得する。②医療応用に向けた情報基盤の構築:EU・ローマ大学のVecchione A. 教授らの現地のチームと協働し、EVとRNAの計測データの機械学習により、新規バイオマーカーを開発する。本年度はEV外形の性状として形、大きさ、電荷を計測し、またEV内部のmiRNAの配列と修飾は計測を行った。R3年度には新型コロナウイルス感染症のパンデミックにより国際間の移動は制限されていたが、オンラインでの学術情報が活発化した。
|
Research Products
(14 results)