2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19100002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石川 正俊 The University of Tokyo, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (40212857)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
並木 明夫 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 講師 (40376611)
小室 孝 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 講師 (10345118)
CASSINELLI Alvaro 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助教 (60422408)
奥 寛雅 東京大学, 大学院・情報理工学系研究科, 助教 (40401244)
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Keywords | センシングデバイス / ビジュアルフィードバック / ヒューマンインターフェイス / 顕微鏡 |
Research Abstract |
本年度は開発するシステム設計要件を整理して,要求仕様としてまとめた。さらに,(A)高速ビジュアルインターフェイスと(B)高速マイクロビジュアルフィードバックとの両方で使用する共通研究基盤となる高速ビジョン用アルゴリズムの開発環境を構築し,その上での基本動作を確認した。 1.共通基盤の構築 まず開発するシステム群の設計要件を整理し,それらに要求される仕様をまとめた。また,今後の研究開発の基礎的な環境として,超並列,超高速ビジョンシステムの動作環境を整備した。当初,シミュレータの構築を想定していたが,仕様検討の結果から当面は既存のビジョンチップで開発を行うほうが効率的と判断したため,既存のビジョンチップについて開発環境を整えた。 2.高速ビジュアルインターフェイス開発のための基礎検討 既存のビジョンチップがもつ高速性による処理の単純化という利点を保ちつつ,携帯機器への搭載も許容するコンパクトなシステムの実現を目指して,ヒューマンインターフェイス用ビジョンチップシステムのアーキテクチャ設計を行った。 また,画像センサを用いて人間の運動を計測するための環境を構築し,アルゴリズム開発の準備を行った。さらに,実際にこの環境で人間の動きを計測し,画像センサをインターフェイスに応用した場合の特性を評価した。 3.高速マイクロビジュアルフィードバックシステムの開発準備 広範囲かつ高速に動作するXYZステージの仕様検討,策定を行った。その結果,既存のステージによる評価実験を先に行い,その結果に基づいて特注を行ったほうがよいとの結論に達したため,まずは既存のXYZステージと顕微鏡を組み合わせるための冶具を設計し,これらを組み合わせて対象の位置を制御しながら画像を計測できる環境を整えた。 また,既存のビジョンチップシステムを顕微鏡に取り付け,照明強度等の撮像条件を評価し,微細な試料の画像が取得できる環境を整備した。
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Research Products
(5 results)