2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19100002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
石川 正俊 The University of Tokyo, 大学院・情報理工学系研究科, 教授 (40212857)
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Keywords | センシングデバイス / ビジュアルフィードバック / ヒューマンインターフェイス / 顕微鏡 |
Research Abstract |
1. 高速ビジュアルインターフェイス:人間の動作認識アルゴリズムの開発 平成19年度に開発した、超並列・超高速ビジョンシステムの動作環境を用いて、人間の動作を認識するアルゴリズムを開発した。特に、柔軟な布などの変形する媒介物を介して人間の動作を認識する手法や、マーカーを用いて人間の動作を認識する手法など、人間が触れる物体を見て間接的に人間を認識する手法に注目して開発を行った。また、実際にこれらの手法の原理的な有効性を、簡単な試作システムを構築して基礎的な実験を行い確認した。 2, 高速マイクロビジュアルフィードバックシステム:実証用システム構築 平成19年度の仕様検討・策定に従ってXYZ自動ステージの選定を行った。次に光学顕微鏡に高速ビジョンシステムと、選定されたXYZ自動ステージとを組み合わせ、高速に計測した顕微鏡画像によって視野や対象位置の制御ができる実証用システムを構築した。精子の鞭毛のように非常に高い周波数で運動する対象を観察するためには、高いフレームレートで記録した画像が必要となることが判明したため、ビジョンシステムとしては、外部に画像を出力して記録できることが重要となることがわかった。そこで、このようなニーズにもこたえられるよう、外部に高いフレームレートで画像を転送する方式の高速ビジョンシステムを採用した。次に、特に遊泳する微生物の追跡を応用に想定して、システム全体を制御するための基礎的なソフトウェアを開発した。 3, マイクロ世界と実世界とを統合したインタラクションシステムの構築 マイクロ世界の対象はその微小さゆえに、観察者である人間が視覚以外の触覚や力覚などで対象を認識することは難しく、観察者にとって対象が実在しているという感覚が薄くなる傾向にある。そこで、ローバー型のロボットを微小な対象の運動に従って制御し、あたかも観察者自身が小さくなって対象と同程度の大きさになったかのようなインターフェースシステムを試作し、ローバー型ロボットに遊泳するゾウリムシと同じ運動をさせることに成功した。
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Research Products
(16 results)
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[Presentation] Boxed Ego2008
Author(s)
A. Cassinelli, and M. Iishikawa
Organizer
Devices that Alter Perception Workshop(DAP2008)in conjunction with UbiComp 2008
Place of Presentation
Seoul
Year and Date
2008-09-21
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[Presentation] Aural Antennae2008
Author(s)
C. Reynolds, A. Cassinelli, and M. Ishikawa
Organizer
Devices that Alter Perception Workshop(DAP2008)in conjunction with UbiComp 20
Place of Presentation
Seoul
Year and Date
2008-09-21
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[Presentation] Manipulating Percepption2008
Author(s)
C. Reynolds, A. Casainelli, Y. Watanabe, and M. Ishikawa
Organizer
6th Europea Conf. on Compputing and Philosophy
Place of Presentation
Montpellier
Year and Date
2008-06-16
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