2007 Fiscal Year Annual Research Report
血液・循環器・清化器病の診断・治療・予防のための計算ナノバイオメカニクスの創成
Project/Area Number |
19100008
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
山口 隆美 Tohoku University, 大学院・工学研究科, 教授 (30101843)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
石川 拓司 東北大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (20313728)
松木 範明 東北大学, 未来科学技術共同研究センター, 准教授 (90284520)
今井 陽介 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (60431524)
森 大祐 東北大学, 大学院・工学研究科, 助教 (50451539)
坪田 健一 千葉大学, 大学院・工学研究科, 准教授 (10344045)
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Keywords | バイオメカニクス / 血流 / 血液 / 計算力学 / 血栓 / マラリア / 血流計測 / 微生物 |
Research Abstract |
生体分子・細胞相互作用の力学解析:各種分子および血小板の力学的な相互作用から血栓形成に至るプロセスを調べ、主にvon Willebrand因子、フィブリノーゲンおよび血小板との相互作用に着目し、分子の活性度変化から血小板凝固に至る血栓の形成プロセスを数値解析により調べた。また、投薬により、血小板間の吸着力が減少し、ひいては血栓の形成・崩壊過程が変化したり、マラリア感染赤血球のレオロジー特性や、血球間、血球・血管壁間の吸着力が変化し、ひいては微小循環障害が改善されるなどの効果が期待できる。そこで投薬の効果を解析する数値解析モデルの構築を試みた。それらの成果は、国際会議論文および英文雑誌論文として発表されている。 細胞・組織:血液細胞モデルの構築と血流解析:血液細胞の体積の大部分は赤血球であるため、流れ中の赤血球の変形、凝集などを表現できる、赤血球モデルの改良を行なった。また、血流の解析結果の妥当性を検証するため、「共焦点micro-PIVシステム」を用い、PDMSマイクロ流路内の赤血球の挙動観察および速度ベクトルの計測も行った。それらの成果は、国際会議論文および英文雑誌論文として発表されている。 細胞・組織:腸内細菌モデルの構築:腸内細菌をモデル化し、細菌が高濃度で多数存在する場合を想定した細菌群の大規模数値シミュレーションを行った。それらの成果は、国際会議論文および英文雑誌論文として発表されている。
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Research Products
(19 results)