2008 Fiscal Year Annual Research Report
仏教用語の『日英基準訳語集』構築に向けての総合的研究
Project/Area Number |
19202002
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
斉藤 明 The University of Tokyo, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (80170489)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榎本 文雄 大阪大学, 大学院・文学研究科, 教授 (70151991)
室寺 義仁 高野山大学, 文学部, 教授 (00190942)
久間 泰賢 三重大学, 人文学部, 准教授 (60324498)
末木 文美士 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (90114511)
下田 正弘 東京大学, 大学院・人文社会系研究科, 教授 (50272448)
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Keywords | 仏教学 / 翻訳 / 日英基準訳語 / 仏教用語 |
Research Abstract |
本年度は7月、12月、および3月に全体研究会を開き、分担テーマの調整と確認、具体的な作業に関する意見交換ならびに研究発表を行った。また、5月には第53回国際東方学者会議(ICES)において「仏典翻訳の過去・現在・未来-『日英基準訳語集』構築に向けて-」と題するシンポジウムを開催し、本研究の研究代表者、分担者1名、連携研究者4名に加え、関連研究者1名をパネリストとして、種々の観点から当該問題を論じ、意見・情報交換を行った。この成果は『東方学会報』94, 2008. 7、ならびにTransactions of the International Conference of Eastern Studies, 53, 2008に報告された。なお、上記の全体研究会では、室寺義仁分担研究者が「十二支縁起説の場合: 伝承・教科書・根本頌・大乗経における諸説を巡って」(7月)と題する研究発表を行った。また、12月の全体研究会では、横山紘一立教大学教授を招聴し、「仏教用語の現代語訳をめぐる諸問題-『唯識・仏教辞典』の刊行を目指して-」と題する研究発表と関連討議を行った。 さらに、研究代表者の斉藤明と研究協力者の高橋晃一は、6月にアトランタで開催された第15回国際仏教学会において研究成果の一部を発表した。また、研究代表者は、7月にソウル大で開催された第22回国際哲学会議、および10月に北京人民大学で開かれた第3回中日彿学会議に出席して、関連発表を行った。今年度はまた、研究代表者および各研究分担者は、それぞれの所属機関における当該研究に関する研究環境を整えるため、必要機器・書籍を含む備品の整備を行い、大学院生等の協力も得て、本格的な作業に入った。これらの成果の一部は、本年度開催された国内外の学会・研究会等で公開された。
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