2008 Fiscal Year Annual Research Report
パルテノン神殿の造営目的に関する美術史的研究-アジアの視座から見たギリシア美術
Project/Area Number |
19202004
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
長田 年弘 University of Tsukuba, 大学院・人間総合科学研究科, 准教授 (10294472)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
篠塚 千恵子 東北芸術工科大学, 芸術学部, 教授 (80279801)
水田 徹 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (30055917)
金子 亨 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (90233882)
師尾 晶子 千葉商科大学, 商経学部, 教授 (10296329)
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Keywords | 古代ギリシア / 彫刻 / ペルシア戦争 / パルテノン / 神殿 / 神話 / アテナイ / 美術史 |
Research Abstract |
水田徹(当時の研究代表)によって平成6年に開始されたパルテノン彫刻共同研究を継承し、アテネ、ロンドンにおけるパルテノン彫刻に関する調査と総合的研究を進めた。 (1)2008年6月14日に筑波大学芸術学系において例会を開催し、共同研究を進めた。発表者と題目は、篠塚千恵子「東フリーズの女性の衣装について(第2次パルテノン・プロジェクト・ジャパン第1回調査報告)」、中山典夫「パルテノン彫刻の彩色について」である。(2)2008年8月7日から19日まで、アテネ、アルゴス、メッセネ、ロンドンにおいて、パルテノン神殿フリーズ彫刻および破風彫刻(大英博およびアテネ、アクロポリス美術館所蔵)に関して研究を進めるために調査旅行を行った。特に大英博物館において、I.Jenkins博士の協力を得て彫刻の近接撮影を行った。(3)2009年11月8日に筑波大学芸術学系において国際シンポジウム「パルテノン彫刻研究一新アクロポリス美術館とあらたなステージー」を開催した。招聘した発表者と題目は以下のとおり。Olga Palagia教授(アテネ大学)「パルテノン・フリーズの三人の少女」、Katherine Schwab准教授(フェアフィールド大学)「パルテノン・メトプー神話の背景を探る」、Christina Vlassopoulou博士(新アクロポリス美術館)「パルテノン・フリーズの保存と新アクロポリス美術館での展示」、田中咲子(名古屋ボストン美術館)「パルテノン・フリーズにみるギリシア人の空間把握」、森園敦(長崎県美術館)「パルテノン・フリーズにおける神々の位置関係について」
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Research Products
(11 results)