2007 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19202013
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
定延 利之 Kobe University, 国際文化学研究科, 教授 (50235305)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
杉藤 美代子 大阪樟蔭女子外学, 学芸学部, 名誉教授 (10082455)
犬飼 隆 愛知県立大学, 文学部, 教授 (20122997)
CAMPBELL Nick 情報通信研究機構第二研究部門, 知識創成コミュニケーション研究センター, 専門研究員 (50395109)
友定 賢二 県立広島大学, 保健福祉学部, 教授 (80101632)
森山 卓郎 京都教育大学, 教育学部, 教授 (80182278)
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Keywords | 日本語 / 音声言語 / 人物像(発話キャラクタ) / 調音動態 / 自然会話 / コミュニケーション / 日本語教育 / 国語教育 |
Research Abstract |
本年度は、前研究課題と本研究課題の継承関係がプロジェクト外部からも明確になるように、国際シンポジウムを12月9日、神戸大学で開催した。そこでは、国内外からプロジェクト外部の専門家を招き、また百名を超える一般参加者にも来場頂いて、前研究課題から継続してわれわれが作成してきている基礎資料と、現科研での『人物像』概念導入について評価を仰いだところ、肯定的な反応を得た。さらに、コミュニケーションの中の文法の姿について考察を進めるとともに、特に「た」「ている」などのテンス・アスペクト形式やムード形式について、証拠性の観点から新たな分析を試みた。研究成果は、国外の学会も含めて(たとえば中日非言語コミュニケーション国際シンポジウム(5月、青島)やNAJAKS(9月、コペンハーゲン))積極的に発表し、あわせて、人物像(発話キャラクタ)をテーマとする論文集『音声文法の対照』も出版した。これらの機会を通じて『音声言語』教育研究の次代の柱となるべき、若手研究者(研究協力者)をどしどし登用して育成をはかり、英語や中国語、さらに韓国語やドイツ語も含めた『音声言語』教育研究の国際的ネットワーク構築につとめた。さらに、学会講演やセミナー講演(以下参照)のほか、テレビ取材協力(NHK教育テレビ『からだのちから第3回声は気持ちのメッセージ』、2007年10月20日放映)、新聞取材(神戸新聞2007年12月14日、12月25日)を通じて,われわれの活動の広報につとめた。基礎資料の新しいタイプとして、自然会話アーカイブデータを開発し、ホームページで公開した。
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Research Products
(56 results)