2008 Fiscal Year Annual Research Report
多言語話しことばコーパスと学習者言語コーパスに基づく言語運用の研究と教育への応用
Project/Area Number |
19202015
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Research Institution | Tokyo University of Foreign Studies |
Principal Investigator |
川口 裕司 Tokyo University of Foreign Studies, 外国語学部, 教授 (20204703)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高垣 敏博 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (00140070)
黒澤 直俊 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (80195586)
海野 多枝 東京外国語大学, 外国語学部, 准教授 (00251562)
佐野 洋 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (30282776)
斎藤 弘子 東京外国語大学, 外国語学部, 教授 (10205669)
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Keywords | 言語コーパス / 学習者言語 / 話ことばコーパス / 言語学 / 応用言語学 |
Research Abstract |
5月にフランス語の言語研究と言語教育に関わる講演会を実施し, 12月にトルコ語の言語コーパスに関するワークショップを開催した。各研究班は平成20年度に以下の研究を実施した。 コーパス研究班(日本語,中国語)は,上級,超級レベルの日本語学習者の作文データを収集し,学習者コーパスとして電子化し,執筆者別と誤用項目別のデータベースを作成した。また上級日本語学習者用の日本語作文副教材も製作中である。 コーパス研究班(英語)は英語学習者の語アクセントの知識と実際の発音との関係について,データ収集と分析を行い,海外の学会で研究報告を行った。またWritten EnglishとSpoken Englishにおける文法・語法の違いについてコーパス分析に着手した。さらに英語学習者の話し言葉データを収集し,文字化を行い,学習者コーパス構築作業を進め,学習者言語の基礎研究にも着手した。 コーパス研究班(ラオス語,カンボジア語他)では,文学作品の一部を電子し,タグの検討を行った。またトルコ語はマルマラ大学と協力しつつ話し言葉データの収集を継続した。 コーパス研究班(フランス語,スペイン語,ポルトガル語)では,スペイン語圏における語彙的バリエーションについて現地調査した.フランス語はディクテをタスクとする学習者言語コーパスを構築し,分析を行った。ポルトガル語は学習者コーパスを整備し,誤用データの収集を行った。また少数言語ミランダ語についても基礎的研究を行うとともに,話し言葉コーパスの分析を継続した。 コーパス情報処理班は,フランス語をテストケースとして,オープンソースのe-learningシステムMOODLEを利用した学習者言語コーパスの構築を開始した。
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Research Products
(6 results)