2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19203005
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
白取 祐司 Hokkaido University, 大学院・法学研究科, 教授 (10171050)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川崎 英明 関西学院大学, 司法研究科, 教授 (30127485)
今井 猛嘉 法政大学, 法務研究科, 教授 (50203295)
仲 真紀子 北海道大学, 大学院・文学研究科, 教授 (00172255)
田中 康雄 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (20171803)
高倉 新喜 山形大学, 人文学部, 准教授 (50301867)
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Keywords | 基礎法学 / 教育系心理学 / 刑事法学 / 社会系心理学 / 実験系心理学 |
Research Abstract |
本年度は、4つの班のそれぞれにおいて、昨年度に引き続いて各班の課題に取り組み研究を深めた。 手続的公正の心理学班では、前年度からの予備調査の結果を踏まえ、共分散構造分析などを用いたモデル適合性のチェックを行ったほか、モデルに修正を加えた質問項目の選択を行った後、できあがった質問票をもとに本調査を開始した。(調査結果の集計と分析は次年度にわたる。) 裁判員制度分析班では、裁判員制度の実施を次年度に控え、実務家、裁判員裁判経験者に対する聞き取り調査のほか、犯罪被害者参加(制度)が裁判員裁判の量刑に及ぼす影響について、量刑分析のための量刑判断・量刑意思決定モデルを析出するなど実証研究を行った。 証言心理学班では、子どもの面接法に関する場面実験を実施し分析して得られたデータを、テキストマイニングその他の方法により分析し、発言の安定性など実施条件についての一定の知見を抽出した。 また、2009年2月に行った研究集会では、各班の成果を共有するとともに、刑事裁判心理学の構築のための基本枠組みについて一定の見通しを得ることができた。
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Research Products
(45 results)