2008 Fiscal Year Annual Research Report
冷戦後東アジア国際関係の構造変動と秩序形成の総合的研究-パワーと歴史認識の交錯-
Project/Area Number |
19203010
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Research Institution | Seinan Jo Gakuin University |
Principal Investigator |
菅 英輝 Seinan Jo Gakuin University, 人文学部, 教授 (60047727)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
初瀬 龍平 京都女子大学, 現代社会学部, 教授 (40047709)
藤本 博 南山大学, 外国語学部, 教授 (70165421)
秋田 茂 大阪大学, 文学研究科, 教授 (10175789)
伊藤 裕子 亜細亜大学, 国際関係学部, 准教授 (20316904)
中野 聡 一橋大学, 社会学研究科, 教授 (00227852)
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Keywords | 歴史摩擦の比較 / パワー / 国際政治の構造変動 / 東アジア秩序 / 歴史和解 / 東アジア地域協力 / 市民社会 / ナショナリズム |
Research Abstract |
本共同研究の目的は、パワー、ナショナリズム、歴史認識の交錯という観点から、冷戦後東アジアの国際関係の構造変動と歴史摩擦が地域秩序の形成におよぼす影響を、ナショナルおよび市民社会双方のレベルにおいて、多面的に分析することを目指す。 1. 08年度は、研究分担者と知見提供者の発表と討論を通して、問題意識の共有化と問題点の整理に力点を置いた。そのため、分担者全員に研究の進捗状況を示す報告をお願いした。 2. 中国社会科学院近代研究所とのあいだでワークショップを開催し、歴史認識をめぐる諸問題で相互理解を深めた。 研究活動は以下の通りである。 (1)第一回研究会(08年7月5、6日、北九州市立大学)。森實の他、分担者の鄭、石田による報告と討論。参加者全員による研究経過報告および今後の研究の進め方、残された課題について協議。 (2)第二回研究会(08年9月27日〜29日、中国社会科学院近代史研究所)。ワークショップの開催(北京)。日本側からは、分担者の初瀬、李、藤本、菅、滝田、秋田が、中国側からは歩平、汪朝光がそれぞれ報告した。 (3)第三回研究会(08年11月1、2日、大分大学旦野原キャンパス)。知見提供者として劉傑教授に報告をお願いした。その他、分担者の伊藤、中野、菅、海外研究協力者クリストファー・ヒューズ教授による報告と討論。くわえて、今後のプロジェクトのあり方、各論文の位置づけに関する協議をおこなった。 以上の他、09年2月5日〜8日にかけて菅、初瀬、李、秋田の4名でソウルを訪問し、次年度のソウルワークショップ開催に関する打ち合わせをおこなった。
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Research Products
(23 results)