2009 Fiscal Year Annual Research Report
先端国際小売企業の機動的グローバル・ポートフォリオ戦略
Project/Area Number |
19203023
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
向山 雅夫 University of Marketing and Distribution Sciences, 商学部, 教授 (00182072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
崔 相鐵 流通科学大学, 商学部, 教授 (10281172)
鳥羽 達郎 大阪商業大学, 総合経営学部, 准教授 (40411467)
白 貞壬 流通科学大学, 商学部, 准教授 (60400074)
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Keywords | グローバル / ポートフォリオ / 小売企業 / 国際化 / Formula / Format / 知識移転 / 新興国 |
Research Abstract |
本年度は以下の研究実施計画に従って研究を行った。 (1)海外共同研究者の参加を得て、第3回ワークショップ開催(2009.7スイス) -今後の研究計画検討とケーススタディ対象企業の選定 -基礎概念としてのGPSの精緻化とその展開 -GPS代表ケース候補としてのミグロへのインタビュー調査 (2)ヒストリカル・エスノグラフィーのためのデータベース構築(連携研究者活用) (3)ニトリ・MUJIのケーススタディを行い、分析上の視点について検討した。 (4)海外共同研究者とのミーティングおよび成果学会発表(2010.1イタリア) 具体的成果は以下の通りである。 (1)-1.GPS概念を用いて、国際化展開プロセスを時系列的なヒストリカル・エスノグラフィーによって分析することにし、その分析手法について検討した。 (1)-2.スイス小売流通研究者を招いて、流通システムの現状についてワークショップを実施し、ミグロ本社にて重役インタビューを行い、ミグロの国際展開の戦略的視点について理解を深めた。 (2)作成するデータベースのフオーマットを作成し、ケース対象企業のデータベース作成を開始した。調査対象企業として、ニトリ・良品計画・統一企業・ロッテ・IKEA・Watson・Metro・Delhaizeを選定した。 (3)ニトリ・MUJIについて第1次原稿が完成し、それをもとに議論した結果、単なる歴史事実の羅列ではなく、国際化の転機となったターニング・ポイントの抽出と、それがもつ意味に焦点を当たる必要があることを確認した。 (4)ケーススタディの分担を決定し、これまでの研究成果について総合的に課題の洗い出しを実施するとともに、その成果の一部を国際学会において発表した。
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[Journal Article]2009
Author(s)
鳥羽達郎
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Journal Title
『流通国際化の現段階』担当:第1章「国境を超える小売行動の本質的側面」(岩永忠康監修)(同友館)
Pages: 29-54
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[Journal Article]2009
Author(s)
崔相鐵
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Journal Title
『小売国際化の新展開』担当:第3章「韓国市場における小売国際化」(向山雅夫・崔相鐵編著)(中央経済社)
Pages: 51-90
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[Journal Article]2009
Author(s)
向山雅夫・崔相鐵
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Journal Title
『小売国際化の新展開』担当:第11章「小売国際化研究の新たな課題」(向山雅夫・崔相鐵編著)(中央経済社)
Pages: 287-381
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[Journal Article]2009
Author(s)
向山雅夫
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Journal Title
『小売国際化の新展開』担当:第1章「小売国際化の進展と新たな分析視角」(向山雅夫・崔相編著)(中央経済社)
Pages: 1-30
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