2010 Fiscal Year Annual Research Report
先端国際小売企業の機動的グローバル・ポートフォリオ戦略
Project/Area Number |
19203023
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Research Institution | University of Marketing and Distribution Sciences |
Principal Investigator |
向山 雅夫 流通科学大学, 商学部, 教授 (00182072)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
崔 相鐵 流通科学大学, 商学部, 教授 (10281172)
鳥羽 達郎 富山大学, 経済学部, 准教授 (40411467)
白 貞壬 流通科学大学, 商学部, 准教授 (60400074)
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Keywords | グローバル / ポートフォリオ / 小売企業 / 国際化 / Formula / Format / 知識移転 / 新興国 |
Research Abstract |
本年度は以下の研究実施計画に従って研究を行った。 (1)海外共同研究者の参加を得て、第4回ワークショップ開催(2010.7リトアニア) -今後の研究計画検討とケーススタディ対象企業の最終選定 -基礎概念としてのGPSの精緻化と分析枠組みの決定 -現地小売企業MaximaとAPRANGAへのインタビュー調査 -ケース対象企業のLotteグループに関するケース分析報告と分析視点の検討 -ケース対象企業の統一超商次集団に関するケース分析報告と分析視点の検討 (2)海外共同研究者との最終ミーティング(2011.1イギリス) 具体的成果は以下の通りである。 (1)-1. 国際化展開プロセスを時系列的なヒストリカル・エスノグラフィーによって分析する際の、共通鍵概念としてのTurning pointとCrucial eventsの探索方法について検討した。 (1)-2. リトアニアの小売流通研究者を招いて、現地の流通システムの現状についてワークショップを実施し、さらにMaxima・APRNAGA両社の対外資小売企業戦略について理解を深めた。 (2)ケーススタディ対象企業として最終的に、ニトリ・良品計画・統一超商・ロッテ・IKEA・Metro・Delhaizeの7社を選定し、分析上の共通比較項目について検討した。 (3)Lotteグループと統一超商次集団の第1次ケーススタディ結果を検討した結果、国際化戦略に関するcrucial eventsの抽出が不十分であることが判明し、追加的インタビュー調査の必要性が明らかになった。 (4)新たな分析視点として、GPSマップ上の移動に要したスピードが重要であることを発見した。
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Research Products
(10 results)