2008 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
19204048
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
小嶋 浩嗣 Kyoto University, 生存圏研究所, 准教授 (10215254)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
臼井 英之 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (10243081)
山川 宏 京都大学, 生存圏研究所, 教授 (50260013)
八木谷 聡 金沢大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (30251937)
上田 義勝 京都大学, 生存圏研究所, 助教 (90362417)
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Keywords | プラズマ波動 / アナログASIC / 宇宙圏 / 電磁環境 / 磁場センサー / センサーネットワーク / センサーノード / 宇宙プラズマ |
Research Abstract |
小型アナログ部の開発では、その中枢となるオペアンプの再設計を行ったのち、それを組み合わせたスイッチトキャパシタフィルタの設計、および、試作を行った。特にスイッチトキャパシタフィルタは、波動をデジタル化する際にアリアシング効果を除去するのに重要な役割を果たすため、その開発が重要であったが、試作結果は非常に良好な性能を示し、オペアンプとともに更に改良を加え、6次という高次に発展させ、さらに、これらを組み合わせたシステムとしてのチップの設計を行い試作へと提出することができ、計画を大きく超える進展を図ることができた。そして、その性能評価を行い、改良型のオペアンプとスイッチトキャパシタフィルタおよびBPFが実現できていることを証明した。そしてこれらの結果について、論文としてまとめた。 一方、小型センサーの開発として、軽量電界アンテナの試作を行い、筐体と組み合わせた実装を可能とした。また、磁界センサーでは、これまでよりも更に、小型軽量化を図るため、一辺の長さを10cmと短くした他、その形状を保持するために備えていた枠組みを削除し、コイルだけで形状を維持できるようエポキシで固めたタイプの試作に成功した。そして、更に、筐体の機構設計・試作も行い昨年度の試作より70%程度の小型化に成功した。 センサーノードがもつ電界感度に関する評価を行うため、計算機シミュレーションなどによるプラズマインピーダンスの評価を電離層中、太陽風中で行い、自然電波も十分観測できる感度であることを示すことに成功した。
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[Presentation] Monitor System for Space Electromagnetic Environments : Sensor Network in Space2008
Author(s)
Hojima, H., S.Yagitani, H.Iwai, Y.Takizawa, Y.Mizuochi, H.Fukuhara, H.Ikeda, H.Yamakawa, H.Usui, Y.Ueda
Organizer
American Geophysical Union
Place of Presentation
San Francisco(アメリカ)
Year and Date
2008-12-16
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[Presentation] 宇宙空間センサーネットワーク「宇宙圏電磁環児モニターシステム」2008
Author(s)
小嶋浩嗣, 八木谷聡, 岩井誠人, 滝沢泰久, 池田博一, 水落悠太, 福原始, 三宅洋平, 山川宏, 臼井英之, 上田義勝
Organizer
地球電磁気・地球惑星圏学会
Place of Presentation
仙台市
Year and Date
2008-10-10
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