2009 Fiscal Year Annual Research Report
琵琶湖堆積物の高精度マルチタイムスケール解析-過去15万年間の気候・地殻変動の過程の解明に関する研究
Project/Area Number |
19204050
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
竹村 惠二 Kyoto University, 大学院・理学研究科, 教授 (00201608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原口 強 大阪市立大学, 大学院・理学研究科, 准教授 (70372852)
石川 尚人 京都大学, 大学院・人間・環境研究科, 教授 (30202964)
林田 明 同志社大学, 理工学部, 教授 (30164974)
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Keywords | 琵琶湖 / 古気候 / 古環境 / 第四紀 / 地殻変動 |
Research Abstract |
琵琶湖における深層掘削計画は国際的に地球規模の環境変遷研究として注目されており,その堆積物採取とその堆積物を用いた高時間分解能での詳細環境解析研究は日本における環境変遷研究の発展にとって重要である.2009年度は,2007年度採取の6地点でのピストンコア試料の各種分析の詳細解析を進め,2008年度採取の100m級コア(コアBIW08AおよびBIW08B)の詳細分析試料採取および各種分析(火山灰分析,堆積相解析,炭素14年代測定,古地磁気測定,含水率測定,炭素・窒素含有率測定,無機化学分析,有機化学分析,花粉分析等)を継続実施した.2009年5月の地球惑星科学連合大会および8月開催の日本第四紀学会において,「堆積相解析と火山灰年代層序に基づいた過去の琵琶湖における過去30万年間の湖岸デルタ発達の様相の解析」,「過去5万年間の詳細な古地磁気情報解析」等の結果を報告した.また,BIW07-6コアを用いた過去5万年間の古水温変遷の研究結果をアメリカ地球物理学連合(AGU)の秋季大会で発表した.堆積物記載の第一報として,BIW07-6コアの炭素14年代測定結果を論文として報告した.研究計画の最終年度の研究集会を2009年12月に京都において実施し,研究の成果のまとめと論文作成の計画を打ち合わせた.現在,第四紀研究特集号に,BIW07のコアを用いた過去5万年間の堆積物と火山灰の論文がまとめられる予定であるほか,詳細な古地磁気変遷,古気温の推定等の結果もまとめられる予定である.
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Research Products
(5 results)
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[Journal Article] Radiocarbon content of lignin-enriched fraction in core sediment from Lake Biwa, central Japan2010
Author(s)
Kitagawa, H., Lim, J., Takemura, K., Hayashida, A., Haraguchi, T.
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Journal Title
Nuclear Instruments and Methods in physics Research B 268
Pages: 1077-1079
Peer Reviewed
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