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2007 Fiscal Year Annual Research Report

細胞小胞輸送に関わる低分子量GTP結合蛋白質の蛍光イメージングによる時空間的解析

Research Project

Project/Area Number 19209008
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

松田 道行  Kyoto University, 生命科学研究科, 教授 (10199812)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中村 岳史  京都大学, 生命科学研究科, 講師 (60362604)
清川 悦子  京都大学, 生命科学研究科, 助教 (80300929)
KeywordsFRET / G蛋白 / Ral / R-Ras / 小胞輸送
Research Abstract

Rabファミリー低分子量GTP結合蛋白およびArfファミリー低分子量GTP結合蛋白の活性化モニターの作成を行った。また、Rasファミリー低分子量GTP結合蛋白の一つR-RasのFRETプローブを作成し、R-Rasの機能を解析した。R-Ras蛋白に対する良い抗体がなかったのでまず抗体を作成した。この抗体を用いて組織内分布および細胞内分布を調べた。R-Rasは平滑筋にもっとも多く発現しており、次いで、副腎髄質および膵臓ランゲルハンス氏島に多く発現していた。細胞内では、初期およびリサイクリングエンドソーム上に存在していた。このことはR-Rasが細胞外分泌に関与することを示唆する結果である。さらにFRETプローブでRRasの活性を調べたところ、エンドソーム上で活性が強いことがわかった。エンドソームにおいてはRalAの活性も高いことを我々は報告している。そこで、R-Rasに結合するRalA活性化因子を調べたところ、このエンドソーム上でR-RasがRal活性化因子であるRgl2/Rlfと結合していることを見出した。RNAiによりR-Rasの量を減らすと、RalAの活性が低下したことからR-RasがRalAのエンドソーム上での活性化を制御していることが明らかとなった。さらに、PC12細胞および下垂体細胞を用いて細胞外分泌におけるR-RasおよびRalAの影響を解析し、R-Ras-RalA経路がホルモン分泌に関与するという結果を得た。

  • Research Products

    (3 results)

All 2007 Other

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Journal Article] R-Ras regulates exocytosis by Rgl2/Rlf-mediated activation of RalA on endosomes.2007

    • Author(s)
      A. Takaya, A. Kamio, M. Masuda, N. Mochizuki, H. Sawa, M. Sato, K. Nagashima, A. Mizutani, A. Matsuno, E. Kiyokawa, and M. Matsuda
    • Journal Title

      Mol. Biol. Cell 18

      Pages: 1850-1860

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] R-Rasは、 Rgl2/Rlfを介してRalAをエンドソーム上で活性化し、エクソサイトーシスを制御する2007

    • Author(s)
      高谷昭行、神尾恭弘、増田道隆、望月直樹、澤洋文、佐藤まみ、長嶋和郎、水谷あきこ、松野あきら、清川悦子、松田道行
    • Organizer
      第40回日本発生生物学会、第59回日本細胞生物学会合同大会
    • Place of Presentation
      福岡
    • Year and Date
      2007-05-28
  • [Remarks]

    • URL

      http://iisi.path1.med.kyoto-u.ac.jp/mm/index.htm

URL: 

Published: 2010-02-04   Modified: 2016-04-21  

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